くらし 健康医療先進都市 たかつきリレー VOL.1

市民が健康でいきいきと暮らすことができる高槻の医療体制や取り組みを紹介します。
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■高度で安全・安心な医療
高槻には、日常的な健康管理から高度な医療まで、安全・安心な医療体制が整っています。大阪医科薬科大学は、それらを支える医師や薬剤師、看護師など数多くの医療人材を長年にわたり育成しています。
そして、大阪医科薬科大学病院は全国有数の高度先進医療や救急・災害医療体制を整え、地域医療を支えています。

◆三島医療圏唯一の特定機能病院 地域医療の要
大阪医科薬科大学病院は、三島医療圏(高槻市、茨木市、摂津市、島本町)唯一の特定機能病院です。
これは専門医の配置や高度な診療設備、新しい医療技術の開発など厳しい要件を満たす病院だけが、厚生労働省から承認されるものです。当然、医療安全管理体制も厳格でなければなりません。
同病院は、一般の病院やかかりつけ医では難しい治療や手術をはじめとした先進的な高度医療を提供できます。まさに地域医療の要です。
今年7月に、同病院が段階的に建て替えを進めてきた高度先進医療の拠点としての病院本館が全面開院しました。
先端技術を用いた医療の提供はもちろん、患者の待ち時間の軽減も図れるよう、新たなシステムや運用を導入しています。
患者サポートエリアを設けたことで、入院時の手続きがワンストップで完了します。また、複数の診療科の専門医が連携して診療を行うユニット外来では、例えば外来の消化器系の診療を内科も外科もワンフロアで完結します。全ては、心地よい医療環境を提供するために構築したものです。
地域の医療機関とも密に連携していますので、治療が難しい病気が見つかっても、市民の皆さんは、住み慣れたこの地域で、高度先進医療を受けることができます。

・1階のデジタルアートミュージアムでは大原美術館所蔵の作品を案内。心地よい環境を提供

◆強固な救急医療と安心の災害医療
令和4年から先行して稼働しているエリアには救命救急センターがあり、24時間体制で重篤な救急患者に対応する三次救急を担っています。
建て替えが完了し、各専門科病棟を病院本館に集約したことで、初療から二次・三次救急患者の受け入れや治療の後方支援体制がより円滑になりました。
大学病院だからこそできる、専門性の高い技術や知識を生かした医療を提供することで、高槻の救急医療体制をより強固なものにしています。
また、同病院は災害時には医療救護活動拠点となります。
一人でも多くの命を救うためには、医療関係機関とのスムーズな連携が欠かせません。これからも災害拠点病院としての機能を高め、地域の安心に貢献していきます。

●今回お話を伺ったのは
学校法人大阪医科薬科大学 名誉理事長 植木實さん
「良質な医療人を育成し、この地域の医療、そして皆さんの健康を支えます。」

問合せ:健康医療政策課
【電話】661-9330