- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県加古川市
- 広報紙名 : 広報かこがわ 令和7年6月号
■地域と行政や関係機関をつなぐ大切な役割です
◆INTERVIEW
民生委員・協力委員の活動について聞きました
・民生委員
伊藤 裕紀さん(2年目)
・民生委員
森本 貴美代さん(9年目)
・協力委員
岡崎 豊さん(4年目)
◇民生委員や協力委員として活動してみていかがですか。
伊藤:民生委員のことは、引き受けるまではほとんど知らなかったんです。実際に活動してみて、民生委員の大切さや、行政と地域をつなぐ役割の大事さを実感しています。
森本:私を民生委員だと知ってもらうまではこまめに地域を回りましたが、顔見知りになると、さまざまな人が相談してくれるようになりました。私自身の力は何もないけれど、解決して「ありがとう!」「助かった」と言われると、とても嬉しくなりますね。
伊藤:私はまだ2年目なので、私のことも覚えてもらいたいですし、民生委員のことも皆さんに知ってもらえるような働きかけをしたいですね。
岡崎:私は協力委員をして地域に知り合いが増えました。体操も一緒に参加して、自分の健康維持にもつながっています。
◇最初は不安がありましたか。
伊藤:「私に務まるかな?」と不安でしたが、分からないことは周りの民生委員さんに相談し、今はできる範囲で活動しています。民生委員は一人で頑張ろうと思わず皆さんと一緒に活動すると思えば、活動しやすいと思います。
森本:最初は地域にどんな人たちが住んでいるかを知りたくて、積極的に家庭を訪問しました。通りすがりに挨拶したり声を掛けたりと、普段の生活の中で常に地域のことを気にするようにしています。書類だけでは分からないこともあり、訪問でさまざまなことに気付きました。
岡崎:協力委員ならできそうだと思う人がいても、自分から言い出すのは不安だし、勇気がいると思います。誘われたらやってみようと思う人が結構いるんじゃないかな。みんなで和気あいあいと活動してとても楽しいんですよ。
◇一緒に活動する仲間が増えるといいですよね。
森本:毎日散歩や訪問をしていると、この人は民生委員に向いていそう!と思う人に出会えます。先日は思い切って「民生委員を一緒にしてみない?」と誘いました。最初は大変かもしれませんが、地域や人のために活動でき、知り合いも増えてとても充実した時間が過ごせますよ。
岡崎:地域内に暮らすさまざまな人をつなぐコミュニティは大切だと思います。民生委員は集まりなどを計画・実施し、地域の世話役のようなこともしているんですよね。協力委員として一緒に活動できることは、意義があると思っています。
◆教えて!活動のしかた
◇できるときに
仕事と両立しながら活動しています 伊藤さん
通勤時に
・地域を巡回
週に1回
・登校時の児童の見守り
年に1回
・高齢者の自宅訪問
できるときに
・子育てひろばの準備
・定例会に参加
◇毎日
日々の生活のついでに、気付いた時に、など毎日活動しています 森本さん
毎日
・下校時の児童の見守り
・地域の気になる人を訪問
月に1回
・高齢者サロンの準備
・子育てひろばの準備
・定例会に参加
週に1回
・いきいき百歳体操の準備
◇定期的に
毎週、毎月の活動で生活にリズムが出ています 岡崎さん
週に1回
・いきいき百歳体操の準備
月に1回
・高齢者サロンの準備
■もっと知りたい! Q and A
◇資格は必要?
特別な資格や専門知識は不要です。必要な知識は研修会や勉強会で学べます。
◇報酬はあるの?
民生委員は無報酬のボランティアですが、活動経費として年額5万1,000円が支払われます。
◇仕事と両立できる?
空き時間に活動している委員もいます。それぞれができる範囲で活動しています。不安な人は協力委員から始めることもできます。
■一緒に活動できる人を募集しています
12月に一斉改選!
対象:
民生委員・児童委員…18~74歳
主任児童委員…18~69歳
※少年団やこども会、PTAの活動経験者。
民生・児童協力委員…18歳以上
任期:12月~令和10年11月。途中からも可能。
募集期間:8月20日(水)まで
くわしくは、地域福祉課や地域の民生委員、町内会長、自治会長にお問い合わせください。
くわしくはこちら(※本紙参照)
問い合わせ:地域福祉課
【電話】427-9205