くらし 多可町消防団通信 Vo.1

■消防署と連携!火災現場の対応を振り返る
多可町消防団と多可3出張所の合同による「振り返り会議」を開催しました。
これは、7月27日に町内で相次いで発生した火災現場での対応を振り返り、今後に活かそうと、多可出張所の提案で実現しました。
消防団員が減少する中、より一層消防署との連携が重要となります。こうした会議の中で、日頃疑問に感じていることなども出し合い、活動に活かしていきます。

◆8月22日 多可南出張所にて開催
(参加)多可町消防団幹部、第10〜12分団長、大屋、中野間、下野間、中三原の各部から4名

7月27日に仕出原の墓地で発生した火災での対応を振り返る。
現場には、仕出原部・赤坂部・俵田部・中野間部・下野間部・中三原部・大屋部・中村部が出動。

▽意見まとめ
・団員の減少に伴い、知識や技術の伝承が難しい。講習などを行ってほしい。
・消防署と消防団との連携のため、無線をどんどん活用してほしい。
・必ず2人以上集まってから消防車を出動するように。
・熱中症対策のために、出動の際は飲み物などを持って行けるように備えてほしい。

◆8月26日 多可北出張所にて開催
(参加)多可町消防団幹部、第1〜4分団長、山寄上、鳥羽、清水、轟、山口、西山、市原、丹治、大袋、三谷、門村から11名

7月27日に西山の墓地で発生した火災での対応を振り返る。
現場では、西山部がいち早く出動しホース延長、中継など迅速に対応。山寄上部・鳥羽部・清水部・轟部・山口部・市原部・丹治部・大袋部・三谷部・門村部も出動した。

▽意見まとめ
・取水場所から現場までかなりの急勾配で距離もあったが、消防団の迅速な対応で短時間で放水ができた。
・消防団と消防署が無線を活用して情報共有ができた。
・現場周辺の地形・情報などに詳しい消防団との連携が、消火活動に非常に役立った。

◆消防団と消防署の連携強化で地域を守る
西脇消防署多可出張所
係長(消防団担当)
神戸克仁さん

多可町にある3つの出張所は、常時3~4人のため、火災の際、多可町消防団の方々の協力なしには、最善の火災対応ができない状況にあります。
会議では、消防署の基本的な活動方針を説明し、団員の方々へ協力を依頼。また、団員の方からは、どういった情報や活動が必要かなど、実際の現場活動を振り返り疑問点や現場活動について活発な意見交換ができました。今回の会議は初めての試みではありましたが、大変充実し、有意義な会議となったと感じています。
今後も、住民の生命、身体及び財産を守ることを最大の目的とし、多可町消防団と消防署の連携強化に努めますので、住民の皆さん、団員のご家族の皆さんには、これまでどおり消防活動にご理解、ご協力をお願いいたします。

問合先:生活安全課
【電話】32-4777