くらし 西はりま天文台だより

◆第50回 旧暦で楽しむ“伝統的七夕”
七夕の7月7日は、現在ではほとんど梅雨
のさなかです。この風習は古来、中国から伝わったもので、当時はもちろん太陰太陽暦が使われていました。今の暦に当てはめると、七夕は8月、梅雨が明けたころの行事でした。
7月7日と定められたのは奈良時代ですが、庶民に広まったのは江戸時代と、意外に新しい風習です。旧暦の7日は、月がほぼ半月。舟のような形の月が沈む夜半ごろ、織姫と彦星が天頂高く、天の川をはさんで輝きます。
こうした本来の七夕は「伝統的七夕」と呼ばれています。今年の伝統的七夕は、8月29日。遅めの七夕も、ぜひお楽しみください。

兵庫県立大学 西はりま天文台
天文科学専門員 竹内裕美