くらし 特集!みやけ町役場日記(2)

■三宅町のふるさと納税額が5000万円を突破!ふるさと納税担当にインタビュー!
グローブ、リードディフューザー(※本紙参照)、金ごま、油かす、ミヤマクワガタの模型…これ全て三宅町へふるさと納税してくれた方への返礼品です。ふるさと納税へ力を入れ始めた3年前は約2000万円だった納税額ですが、サイトを見やすくしたり、返礼品を増やしたり、様々な努力の末に2024年度には初めて納税額が5000万円を突破しました。
そんな三宅町のふるさと納税返礼品の一番人気は革製品の紳士用ベルト。「他の自治体に比べて高品質かつ寄付金額が低いことが理由で、たくさんの申し込みがありました。」と産業共創課のふるさと納税担当・吉本さんは教えてくれました。
吉本さんをはじめ職員さんが町内を走り回って見つけてくる返礼品。変わり種の商品も多数あります。「意外なところで言うと油かすの申し込みがたくさんありました。地場産品なんですが、大阪の羽曳野市と三宅町ぐらいしか取り扱っていないんです。」と吉本さん。1キロ単位での返礼品だが、12月の2週間くらいで50件の注文があったそう。「全国的に油かすが欲しい人がいるんだな」とびっくりしたそうです。
昨年度は「認定NPO法人おてらおやつクラブ」さんと共同で、「ひとり親家庭の子どもたちへ『野球グローブ』をおすそわけしたい」というふるさと納税型クラウドファンディングも行いました。「今までのふるさと納税は返礼品が目当てで寄付をするという人が多かったんですが、今回は事業の趣旨に賛同していただいた方に寄付してもらうという形で、全国でも珍しい取り組みです。」いただいた寄付金は、三宅町産野球グローブを全国の希望するひとり親家庭へおすそわけする費用等に使用されました。
「他の市町村も出しているお肉やお米などは面積が小さい三宅町ではスケールメリットを活かせないんです。だからこそニッチなところ、他の市町村が出さないような返礼品を見つけることに注力しています」という吉本さん。今後もTシャツやイヤリング、金ごまを使ったクッキーなど、三宅町内で活動する事業者さんと協力して返礼品を増やしていくそう。三宅町の魅力を全国にアピールするふるさと納税に注目だ。

■もう一つの広報誌!巷で話題の「三宅町公式note」に迫る!
三宅町では、自治体から町民のみなさんへ情報をお伝えするツールをいくつか持っています。今ご覧いただいている広報誌「広報みやけ」はその一つ。手に取りやすく幅広い層に読んでもらえる紙媒体として、毎月刊行されています。
一方でインターネットが普及した現代において、紙面に限りのある広報誌では伝えきれない情報もあり、それを掲載しているのが三宅町公式ホームページと、メディアプラットフォーム「note」を使用したブログサイト「奈良県三宅町公式note」(以下公式note)です。特に公式noteは、各課の伝えたい情報やメッセージを各課の職員が自分の言葉で綴っているもうひとつの広報誌ともいうべき存在です。
公式noteにアップされている情報はさまざま。今回取材した総務課の「鳩vs役場」のような業務上でのコラムから、産業共創課によるふるさと納税返礼品紹介、保険医療課によるお役立ち情報やユースセンターの日常を綴った記事など、職員が町民さんに伝えたいと知恵を振り絞って書いた記事が多数掲載されています。

広報誌や公式noteに加えて、各課のSNSや公式LINEなど、幅広い世代の住民の方々に情報が届くようにさまざまな媒体から情報発信を行っています。ネット媒体はお手元のスマートフォンからお手軽に読めます。この機会にぜひご覧ください。