- 発行日 :
- 自治体名 : 鳥取県境港市
- 広報紙名 : 市報さかいみなと 令和7年10月号
◇原子力防災
島根原子力発電所につきましては、昨年12月に再稼働し、1月から営業運転を再開しております。
原子力防災対策については、4月に市内7地区で、「原子力災害発生時の避難行動計画地区別パンフレット」を活用した住民説明会を開催しました。
73人の方にご参加いただき、原子力防災や住民避難計画、島根原子力発電所の現状などについて、理解を深めていただきました。
万が一の原子力災害時にも、市民一人ひとりが落ち着いて適切な行動がとれるよう、今後も地道に粘り強く、繰り返し、周知・啓発に努めてまいります。
11月には、毎年2県6市が合同で実施している原子力防災訓練を予定しており、これらの説明会や訓練を通じ、市民の皆様の不安や疑問、避難行動における課題などについて、一つ一つ対応しながら、計画の実効性を高めてまいります。
◇地域公共交通
市内の公共交通につきましては、3月末で「はまるーぷバス」の運行を終了し、4月から予約型乗合バス「みなとーる」の本格運行を開始しました。
運行開始から、「電話が繋がりにくい」、「予約が取りにくい」といった意見をいただいており、運行事業者やシステム事業者と協議を行いながら、電話受付の時間延長や土日祝日の対応を開始したほか、より多くの方に乗車いただくために、時間帯ごとの配車の調整や乗り合わせのための時間の延長を行うなど、運行の改善に努めてまいりました。
7月の1日当たりの利用者数の平均は、283人で、「はまるーぷバス」の昨年7月の利用者数の平均の約9割にとどまっている状況ですが、9月からは、利用者がより快適に利用いただけるよう、平日の利用の多い時間帯に1台増便を行っており、利便性の向上を図っているところです。
◇DXの推進
「書かない、迷わない、行かない窓口」の実現を目指す「窓口改革」につきましては、「行かない窓口」の取組として、マイナンバーカードを利用して、戸籍や住民票などの証明書の交付申請と手数料の決済を自宅等からオンラインで行い、郵送で証明書を受け取ることができるサービスを、6月から新たに開始しました。
また、高齢者のデジタル活用推進のため、地元ケーブルテレビ局と共同で、スマートフォンに関する悩みごとの相談やみなとーるの予約方法の説明を行う、スマホ相談会を今月と来月に1回ずつ開催することとしております。