くらし 令和6年度 決算状況をお知らせします

市では、積極的に行財政改革を進めてきた結果、財政指標は総じて健全に推移しています。

今後も、激甚(げきじん)化・頻発(ひんぱつ)化する自然災害への対応としての防災・減災、国土強靭(きょうじん)化に係る取り組みのほか、こども・子育て施策の強化、団塊の世代が後期高齢者となることに伴う医療・介護の体制整備、地域社会のデジタル化、脱炭素社会の実現に向けた取り組みなど、さまざまな財政需要が見込まれます。

このような状況に対応するため、引き続き行財政改革を推進し、将来世代に負担を先送りすることがないよう、財源調整のための基金の残高を一定程度保ち、市債の残高や指標にも留意しつつ、財政運営の健全性を確保した上で、市民福祉の向上とまちの発展を実現していきます。

※地方公共団体の会計は、基本的な経費を経理する「一般会計」と、特定の事業を経理する「特別会計」や「事業会計」に区分されます。ここでは、地方公共団体の財政状況を統一的に比較・分析するために用いる「普通会計」にて、決算状況のあらましを説明します。

■普通会計の歳入歳出
▽歳入
令和6年度の歳入決算額のうち、市民の皆さんに納めていただいた市民税・固定資産税などの市税収入は、1,342億円で歳入全体の32.9%を占めています。

▽歳出
令和6年度の歳出決算額を目的別に分類すると、福祉のための経費である民生費が40.0%と最も多く、続いて教育費が16.9%、土木費が10.9%、公債費が9.5%などとなっています。

▽市税収入
「令和6年度の定額減税の影響額(40億円)を加えると、過去最高の収入額(1,382億円)です」

▽歳入歳出決算額の推移

■健全化判断比率4指標などの推移
「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」に基づき、財政の健全性に関する比率を公表しており、岡山市は令和6年度決算において健全化判断比率4指標および資金不足比率の全ての基準をクリアしています。

(※1)実質赤字、連結実質赤字、資金不足額がないため「-」と記載
(※2)R1以降の将来負担比率は、充当可能財源等が将来負担額を上回るため「-」と記載


(※3)経営健全化基準の基準値

■財源調整のための「基金」残高の推移
令和6年度末基金残高は、取り崩しを行った一方で、令和5年度決算の剰余金積み立てなどを行った結果、394億円となりました。

※詳しくは、財政課ホームページ内の「令和6年度決算(案)の概要」、「岡山市の財政状況[第27版]」をご覧ください。

■「宝くじ」は身近なまちづくりに役立てられています
県内で販売された宝くじの収益金は、県および市の収入になります。
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問合せ:財政課
【電話】086-803-1146