- 発行日 :
- 自治体名 : 山口県下松市
- 広報紙名 : 下松市広報「潮騒」 令和7年9月号
大規模災害が発生!そのときあなたはどうしますか?
南海トラフ地震が今後30年以内に発生する確率は80%程度
■自助~自分の命は自分で守る~ もしもの時に備えましょう。
大規模災害が起きて電気・ガス・水道などのライフラインが停止すると、日常生活が一変します。
自分や家族を守り、心にゆとりを持てるよう、事前に必要な備えをしておきましょう。
1 非常持出品と備蓄品の準備
●非常持出品…避難所などに持って行くもの
両手が使えるリュックサックなどに避難時に必要なものをまとめ、すぐに持ち出せるところに置いておきましょう。
●備蓄品…在宅避難するために必要となるもの
約1週間分の食料や飲料水を備蓄しておきましょう。
※備蓄の目安
[食料]1日3回×家族の人数×7日
[飲料水]1日3ℓ×家族の人数×7日
●ローリングストック(循環備蓄)をしましょう
日頃から自宅で使用しているものを少し多めに買っておき、使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量の備蓄品を確保することができます。
●家庭に合わせた備蓄をしましょう
子育て世帯では離乳食や液体ミルク、高齢者世帯では柔らかい食品、アレルギーがある人はアレルギー対応のものなど、災害時に必要なものは各家庭で異なります。家庭に合った備蓄をしましょう。
2 地震後はトイレの使用に注意!
トイレ対策はできていますか?地震の影響で、排水管や浄化槽が破損している可能性があります。下水道の利用に制限がかかっていないことや、排水管や浄化槽に問題がないことを確認した上で使いましょう。また、災害時にトイレを我慢すると健康被害の原因になります。トイレ対策用品を備蓄しておくことが大切です。
●携帯トイレ…「便器に取りつける袋」と「凝固剤または、吸水シート」がセットになったもの。使用後は、固まっていることを確認し、袋をしっかり結んで廃棄しましょう。
※備蓄の目安 1日5回×家族の人数×7日
●簡易トイレ…持ち運び可能な便器付きの小型トイレ。携帯トイレと合わせて備蓄しましょう。
●合わせて用意しておくもの…除菌用品、トイレットペーパー、懐中電灯などの照明器具、ごみ保管用容器
3 その他
●情報伝達手段を複数確保する
●シェイクアウト訓練※の実施
※シェイクアウト訓練…地震の際の安全確保行動「まず低く」「頭を守り」「動かない」を身につける訓練です。
●転倒防止金具やポールなどで家具を固定する
●建物の耐震診断・改修の補助制度の活用
(問い合わせ:住宅建築課【電話】45-1851)
詳しくは市HPで確認してください。
■共助~地域での助け合い~
地域における訓練実施のほか、避難経路や支援が必要な人の存在を確認しておきましょう。
1 災害時協力井戸の登録を募集しています
●災害時協力井戸制度とは
大規模災害時には、長期間の断水により生活用水が不足します。このような場合に備え、市内にある、生活用水として使用できる井戸のうち、所有者などの承諾を得たものを災害時協力井戸として登録・公表し、断水時に生活用水として活用するという制度です。
2 自主防災組織を結成し、活動しましょう
●自主防災組織とは
「自分たちの地域は自分たちで守る」という考えに基づき、地域住民が自主的に結成し、災害による被害を予防、軽減するために活動する組織です。
◆自主防災組織を支援します
▽補助金交付制度
●災害備蓄品(食料)交付制度
分散備蓄やローリングストックの推進と、自主防災活動の活性化のため、市が備蓄している食料の一部を交付します。
●コミュニティ助成事業の活用
自治総合センターが実施する宝くじの社会貢献広報事業により宝くじの助成金を受け、東陽3丁目自治会自主防災会が防災資機材を整備しました。(発電機、携行缶、簡易テント、照明器具、ヘルメット、コードリールなど)
問い合わせ:防災危機管理課(3階(3)番窓口)
【電話】45-1832