くらし 栽培漁業センターだより

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■児童たちが育て、海へ旅立つ ~マダイとクルマエビの卒業式~
7月9日、上関小学校でマダイとクルマエビの卒業式が行われました。
このイベントは、上関小学校と(公社)山口県光・熊毛地区栽培漁業協会が協力して行ったもので、児童たちが育ててきたマダイとクルマエビを「卒業式」と称して海へ放流するものです。
6月4日に上関小学校に入学したマダイとクルマエビ。児童は毎日お世話をしながら大切に育ててきました。そして迎えた卒業式の日。まず、マダイとクルマエビの大きさを測り、成長の記録をとりました。育てた36日間で、マダイは全長2.5cmから6.01cmに、クルマエビは全長1.2cmから4.98cmへと大きく成長していました。卒業証書の授与では、栽培漁業協会の職員が卒業するマダイとクルマエビに扮して、手作りの素敵な卒業証書を受け取りました。
学校での式典が終わると、マダイは中ノ浦の浜辺へ、クルマエビは戸津の浜辺へ向かいました。児童が育てたマダイ6尾とクルマエビ5尾に加えて、栽培漁業協会が準備したマダイ1,000尾、クルマエビ1,000尾も一緒に放流しました。児童は「元気に育ってねー!」と声をかけながら、バケツに入ったマダイとクルマエビをやさしく海へ放していました。この日はテレビ局4社に取材していただき、インタビューでは、緊張しながら「大きく育ってほしい!」と話す児童の姿がとても印象的で頼もしかったです。
今回の卒業式を通して、海の生き物を育てて放流することの大切さ、そして町の特産品「上関車海老」に関心を持ってもらえたら嬉しいです。(柏原)

問合せ:(公社)山口県光・熊毛地区栽培漁業協会
【電話】62-6030【FAX】62-6033