文化 [特集]ようこそ 世界の国々から丸亀へ -異文化交流から広がる市の新たな魅力-(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 香川県丸亀市
- 広報紙名 : 広報まるがめ 令和7年8月号
■異文化理解、その先にあるもの
丸亀市では今、約3000人の外国人住民が暮らしており、10年前に比べて約1.8倍も増加しています。働くために、学ぶために、家族と暮らすために│様々な理由でこのまちで暮らすことを選択した外国籍の人たちにとって、丸亀は新しい「ふるさと」になりつつあります。
彼らが地域社会に溶け込めるように、市内では市国際交流協会や外国にルーツを持つ人たちを支援する団体が、言葉の壁や生活の不安に対してサポートしています。また、地域イベントなどを通して、日本人と外国人が互いを知り、つながるきっかけも作っています。
異文化との出会いには、驚きや学びだけでなく、心が通い合う瞬間があります。「違い」があるからこそ気づけること。「違い」を知ることで広がる視野。そして、それこそが市の新たな魅力を育んでいます。
今回、外国にルーツを持つ人たちを支援する団体や、このまちで働く外国人に、活動内容や思いを聞きました。異文化交流が生み出すまちの可能性について、一緒に考えてみませんか。
◆各国の「ようこそ」
Welcome:ウェルカム(英語)
チャオ ムン(ベトナム語)
フアンイン(中国語)
Mabuhay:マブハイ(フィリピン語)
Bienvenidos:ビエンベニードス(スペイン語)
Selamat datang:スラマット ダタン(インドネシア語)
※詳細は本誌P.2をご覧ください。
◆丸亀市の「外国人移住者」の現状が分かるQndA
Q.1 市内の外国人人口は?
A. 3年で約750人増加
令和7年1月1日時点では、外国人住民数は2889人で総人口に占める割合は約3%。増加の背景として、技能実習制度や特定技能制度の活用による外国人労働者の受け入れや、定住化と家族の移住などが挙げられます。
丸亀市住民基本台帳より
(令和5年、令和7年は1月1日時点、令和6年は2月1日時点)
Q.2 どこの国から来たの?
A. 中央・東南アジアなど36カ国
市内に住む外国人移住者のうち、約7割がアジア圏出身。近年は、インドネシアからの移住者が増加しており、技能実習生や特定技能者が大多数を占めます。また、ペルー出身者は県内でも丸亀市に集中していることが特徴です。
Q.3 丸亀市に住もうと思った理由は?
A. 仕事や結婚など、定住傾向が高め
外国人の在留資格は就労・学習などを目的とする「活動系」と、結婚や定住が前提の「身分系」に大きく分かれます。市は県内の中でも「身分系」の資格を持つ人が多く、就職や結婚をきっかけに丸亀に落ち着く傾向が高い特徴があります。
丸亀市住民基本台帳より
(令和7年1月1日時点)
Q.4 外国人とどこで交流できるの?
A. 地域のお祭りや交流イベント
町中でいきなり外国人に声を掛けるのは難しくても、「みんなで一緒に楽しむ」ための場所なら、コミュニケーションを育むチャンスがたくさんあるはず。地域のお祭りや、市国際交流協会などが開催する交流イベントをチェック!
◆異文化交流はあいさつから
日本語で「おはよう」「こんにちは」だけでも構いません。あいさつは異文化交流の第一歩です。まずは身近にいる外国の人にあいさつをしてみましょう。
Hello…ハロー(英語)
ニーハオ(中国語)
Hola…オラ(スペイン語)
Xin chào…シンチャオ(ベトナム語)
Magandang araw…マガンダン アラウ(フィリピン語)
Selamat siang…スラマット シアン(インドネシア語)
※詳細は本誌P.3をご覧ください。