くらし 令和7年度市の予算

■過去最大 令和7年度一般会計当初予算
一般会計予算の総額は、避難所整備強化事業や道路改良事業などの投資的経費の増額などで、212億7,100万円(対前年度比9・0%増)で過去最大に。特別会計予算は、田窪第2工業団地が事業完了に伴い廃止となるため、4会計で総額88億4,980万円。企業会計は、2会計で35億1,451万円となりました

■一般会計 212億7,100万円

●一般会計と特別会計を合わせた市全体の予算総額

▽歳入は自主財源が37・8%
歳入(図1)は、自主財源が37・8%、依存財源が62・2%となっています。自主財源の市税は、42億3,521万円を見込んでいます。依存財源は、地方交付税が48億5,000万円、国庫支出金は、30億3,597万円を見込んでいます。

▽歳出は投資的経費が21・7%
歳出を目的別(図2)に見ると、児童福祉や障がい者福祉など、福祉全般の経費である民生費が、全体の34・1%を占めています。
また、飲料水兼用耐震性貯水槽設置工事や指定避難所空調設備設置工事、消防車両の整備など防災、減災対策に係る費用の増額などで、消防費が前年度と比べ7億3,528万円(78・9%)増となっています。
また、性質別(図3)に見ると、避難所整備強化事業や道路改良事業などで、投資的経費が前年度と比べ6億5,392万円(16・5%)増となっています。また、物件費は、クリーンセンター解体撤去事業などで5億7,075万円(20・2%)増となっています。

▽特別会計合計・企業会計合計はともに減少
特別会計は、前年度から17億3,760万円(16・4%)減となりました。このうち、田窪第2工業団地は事業完了に伴い廃止となったため、それ以外の4会計を比べると、5億490万円(5・4%)減となりました。各会計について、国民健康保険は、療養給付費の減少などで4億7,200万円(12・0%)減、吉久工業団地は、水道施設工事負担金の減少などで8,570万円(16・4%)減となっています。また、後期高齢者医療は、保険料の広域連合納付金の増加などで780万円(1・3%)増、介護保険は、施設介護サービス給付費の増加などで4,500万円(1・0%)増となっています。
また、企業会計は、前年度と比べ3億8,179万円(9・8%)減となっています。水道事業会計は、受託水道施設改良に係る工事の減少などで1億3,259万円(6・8%)減、下水道事業会計は、汚水管渠工事の減少などで2億4,920万円(12・7%)減となっています。

●当初予算の主な取組
単位:万円

新…新規事業 
継…継続事業(前年度事業に対して)

●用語解説〜どんな意味?〜
一般会計…高齢者福祉や児童福祉、保健衛生、道路整備、ごみ処理、学校教育、消防などに使うお金をまとめたもの。
特別会計…一般会計と切り離して特定の事業ごとに経理する予算。保険税や保険料など特定の収入で事業を実施する。
自主財源…市税や使用料など、市が自主的に収入する財源
依存財源…国や県の基準に基づき交付される財源。主に地方交付税や国県支出金がある。
地方交付税…全国どの市町村に住んでも一定水準の行政サービスが受けられるよう国から交付される。
市債…市が国や金融機関などから借り入れる資金
公債費…市債を返済するための経費
消防費…消防や防災のために要する経費
投資的経費…学校や道路などの公共施設の整備や改修に要する経費
物件費…市が支出する消費的性質の経費