くらし すすめるけん

県がすすめている取り組みを紹介します!

■宿泊業の担い手不足解消に向けて
宿泊業は、本県の観光を振興するうえで必要不可欠かつ地域経済の活性化のために重要な産業です。近年、観光需要が急速に高まる中、宿泊業を担う人材の不足が顕著となっており、県では今後さらなる増加が見込まれる観光需要を着実に取り込むため、宿泊業における人材確保に取り組んでいます。

◇観光の「ミライ☆ニナイ」塾
宿泊業に対して明確なイメージを持って就職し、将来にわたって活躍できるよう後押しすることを目的に、県内の高校生などを対象とした観光に関する講座を実施しています。
座談会では、宿泊業界で活躍する若手社員の方に、宿泊施設で働く魅力ややりがい、勤務形態、給与のことなどについて聞いたり、宿泊業の業務体験では、実際に働く現場の見学やベッドメイキングなどの体験を行います。令和6年度は、県内の高校生約70名が参加し、参加者からは、「宿泊業の仕事を詳しく知ることができた」「宿泊施設で働いてみたいと強く思った」などの感想が寄せられました。

◇海外大学からのインターンシップ受け入れ支援
宿泊施設における人手不足に対応するため、県では長崎県旅館ホテル生活衛生同業組合が実施する海外大学からのインターンシップ生の受け入れを支援しています。インターンシップ受け入れに向けた活動費の支援のほか、地元大学や市町と連携し、地域での交流や学びの場の情報提供を行うなど、インターンシップの充実を支援することにより、将来にわたる継続的な受け入れや外国人学生の県内宿泊施設への就職につなげることを目指しています。
令和6年度はネパール国のホテル教育学校「シルバーマウンテン大学」でおもてなしや日本語を学ぶ9名の学生を迎え入れ、長崎市、大村市、雲仙市にある5つの宿泊施設で令和6年12月から5カ月間のインターンシップを行っています。
今後は、対象国の拡大を検討していくとともに、外国人材の受入環境を整備し、宿泊施設における人材不足の解消につながるよう支援を行っていきます。

問合せ:県の観光振興課
【電話】095-895-2644
「長崎県観光振興課」で検索