- 発行日 :
- 自治体名 : 長崎県島原市
- 広報紙名 : 広報しまばら 令和7年11月号
■「歴史文化の特徴を知ろう」(有明海で育まれた交流と生活文化)
今回は、島原市文化財保存活用地域計画で整理し、雲仙岳や有明海によってもたらされた歴史文化の特徴の二つ目「有明海で育まれた交流と生活文化」の概要をご紹介します。古くは縄文時代から海上交流の場として人々に利用される有明海は、同時に生活の場としても利用されてきました。縄文時代から行われていたと考えられる伝統漁法のスクイ漁で獲れた海産物を様々な郷土料理に使用し、本市の食文化を長い間支え続けました。一方で、寛政4年(1792)に起きた島原大変時に崩落した眉山の一部が有明海に流れ込み、その衝撃で大津波が発生しました。被害は、島原だけでなく対岸の熊本や天草などまで及んでいます。災害後、犠牲者の供養塔(くようとう)が各地に建立され、現在も供養祭が各地で行われ、慰霊(いれい)と災害の教訓を今に伝えています。詳しくは、市ホームページの、島原市文化財保存活用地域計画の本編第3章島原市の歴史文化の特徴をご覧ください。
問合せ先:文化財課
