- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県熊本市
- 広報紙名 : くまもと市政だより 2025年11月号 Vol.931
◆肥後六花(ひごろっか)
(肥後山茶花(ひごさざんか)、春(はる)の肥後椿(ひごつばき))
これからの季節(きせつ)、熊本市動植物園((くまもとしどうしょくぶつえん)では伝統園芸(でんとうえんげい)として受(う)け継(つ)がれてきた肥後六花(ひごろっか)のなかの肥後山茶花(ひごさざんか)と肥後椿(ひごつばき)が開花(かいか)の時期(じき)を迎(むか)えます。肥後山茶花(ひごさざんか)はモミジが色(いろ)づく11月(がつ)下旬(げじゅん)から12月(がつ)上旬(じょうじゅん)にかけて、肥後椿(ひごつばき)は、例年(れいねん)2月(がつ)下旬(げじゅん)ごろから3月(がつ)いっぱいが見頃(みごろ)です。
肥後山茶花(ひごさざんか)は、花(はな)びらが一重(ひとえ)、八重(やえ)の品種(ひんしゅ)もあり、色(いろ)は紅(べに)や桃(もも)、白(しろ)などで、黄色(きいろ)い雄(お)しべが広(ひろ)がって梅(うめ)の花(はな)の芯(しん)のように見(み)えます。一方(いっぽう)の肥後椿(ひごつばき)は大輪(たいりん)の一重(ひとえ)咲(ざ)きで同(おな)じく梅芯(うめしん)、色(いろ)は紅(べに)、桃(もも)、白(しろ)などで、白地(しろじ)に赤(あか)いすじ模様(もよう)が入(はい)る品種(ひんしゅ)もあります。
肥後山茶花(ひごさざんか)は、花(はな)が咲(さ)き終(お)わると花(はな)びらが1枚(まい)ずつはらはらと落(お)ち、樹(き)の下(した)の地面(じめん)にじゅうたんを敷(し)いているかのように彩(いろど)ります。
花(はな)が咲(さ)いているときも咲(さ)き終(お)わった後(あと)も美(うつく)しい肥後山茶花(ひごさざんか)をぜひお楽(たの)しみください。
緑(みどり)の相談所(そうだんじょ)
