くらし ≪特集2≫10月は食品ロス削減月間 捨てずに食べ切る工夫をしよう!

10月30日は「食品ロス削減の日」です。「まだ食べられるのに捨てられてしまう食品」、それが「食品ロス」です。食品ロスを減らすことはごみを減らすことにもなります。今日から食べ切ることを意識してみませんか?

◆食品ロスについて考えよう
Q.どうして食品ロスが問題?
食品ロスを含めた多くのごみの処理には、多額のコストがかかります。また、燃やせるごみとして燃やすと、温室効果ガス排出量や灰の埋立量が増加するため、環境への負荷が大きくなります。

Q.食品ロスはどこから発生している?
日本の食品ロス量は年間464万トンです。1人あたり、おにぎり1個(102g)を毎日捨てている計算になります。おもに食べ残し、手つかずの食品、皮の剥きすぎなどが発生要因です。

Q.発生状況は?
家庭から出されるごみに占める食品ロスの発生状況
(令和6年度実績値をもとに推計)

家庭から出されるごみ 93325トン
燃やせるごみ 65625トン
食品廃棄物 21263トン(燃やせるゴミの32.4パーセント)
食品ロス 8952トン(食品廃棄物の42.1パーセント)

家庭から出されるごみの約10パーセントは食品ロスです。

◆あなたができる食品ロス削減の取り組み
▽買い物のとき
・買い物前に冷蔵庫をチェック
冷蔵庫や食品庫の食材と期限を確認しましょう。冷蔵庫内を携帯電話のカメラ機能で撮影、またはメモしておくと便利です。

・必要な分だけ買う
まとめ買いを避け、必要な分だけ購入しましょう。ばら売りや量り売りをうまく利用しましょう。

≪小売店の取り組み≫ばら売り・量り売り
1人暮らしや高齢の人が必要な分だけ購入できるよう、少量サイズの惣菜や野菜のばら売り、量り売りのお店も増えてきています。

・期限表示を知って賢く買う
食材の利用予定と期限表示を照らし合わせて買い物をしましょう。すぐに食べる予定の食品は、商品棚の手前から購入しましょう。

≪小売店の取り組み≫手前どり
期限が過ぎて廃棄する食品ロスを削減するため、ポスターやPOPなどで手前どりを呼びかけることで、消費者への協力を促すお店も増えてきています。

◆3つの「きり」で3きり運動
▽調理するとき

1.使いきり
・食材を正しく保存
・冷蔵庫を整理整頓し、こまめに在庫をチェック
・食べられる部分はすべて消費

2.食べきり
・つくりすぎない
・残り物は別メニューにアレンジ
・外食時は食べきれる分を注文

3.水きり ごみ削減にもなるよ!
・生ごみはごみ袋に入れる前に水気をきる
・生ごみはできれば乾燥させる
※生ごみの約8割が水分です。水気をしっかりきって捨てることでごみの量が大きく減ります。

消費者庁では食品ロスを削減できる料理レシピを紹介しています。レシピ数はなんと1000種類以上!

≪賞味期限と消費期限を正しく理解しよう≫
『賞味期限』
期限内 おいしく食べられる期間
期限切れ 食べられるけど、早めに食べきろう!

『消費期限』
期限内 安全に食べられる期間
期限切れ 食べるのはやめよう

※一度開封した食品は、期限表示にかかわらず、早めに食べるようにしましょう!

◆食品が余ったときは…
▽フードドライブへ寄付しよう
フードドライブとは、家庭で余っている食品を集めて、福祉施設や子ども食堂などへ寄付する活動です。市内でも、店舗や市庁舎、イベントなどで開催しています。

▽生ごみを自家処理しよう
市では生ごみ処理容器(コンポスト)と電動生ごみ処理機の購入費補助をしています。ごみの減量化・堆肥化により、ごみを削減することができます。

今回掲載できなかった、その他の方法も紹介しています!

問い合わせ先:環境政策課
【電話】21-1761【FAX】22-3522