- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県指宿市
- 広報紙名 : 広報いぶすき 2025年3月号
■伝統文化フェスティバル 指宿の郷土芸能が大集合
第3回指宿市伝統文化フェスティバルが12月7日に市民会館で開催されました。伝統芸能の保存会の他、開聞中学校や鹿児島情報高校など計7団体が参加。地域に伝わる踊り、昔話などを基にした創作絵本や紙芝居の披露の他、利永地区に伝わるダセチッが地域を飛び出して登場し、新婚夫婦を前に子どもたちが歌いながら棒で地面を叩いて祝福する様子を再現しました。訪れた東川淳(ひがしかわじゅん)さん(下吉)は「地域に残る伝統がこれからも続いてほしい」と話しました。
■うなぎまつりが初開催 鰻の魅力に触れる
うなぎまつりが12月7日からの2日間、鰻地区で開催されました。地区の魅力を市内外の人に知ってもらおうと初めて開催されたもの。のみの市や陶器の絵付け体験、クイズラリーなどが行われ、約300人の来訪者が祭りを楽しみながら鰻地区の魅力に触れました。家族で訪れた東信史(ひがししんじ)さん(玉利)は「指宿に住んでいるが鰻地区に初めて来た。ゆっくりと時間が流れる鰻地区の魅力を知ることができてとても良かった」と話しました。
■図画コンクールで入賞 海を自由に描く
第25回海上保安庁図画コンクールで柳田小2年の泊明輝(とまりあすか)さん(南十町)が海上保安庁長官賞、川尻小2年の中岡蓮翔(なかおかれんしょう)さん(鎮守)が第十管区海上保安本部長賞を受賞し12月7日に鹿児島市で表彰式が行われました。海の環境保全をテーマに全国の小中学生が描いた5,755点の作品の中からの受賞。泊さんは「妹と泳ぐ自分を描いた。これからも絵を描いて賞を目指したい」、中岡さんは「絵を描くのが大好き。ずっときれいな海であってほしい」と話しました。
■いぶすキックVol.2 白熱の試合に大興奮
キックボクシング大会のいぶすキックVol.2が12月8日にふれあいプラザなのはな館で開催されました。市内では競技に触れる機会の少ないキックボクシングに親しんでもらおうと市が企画。アマチュアやプロの選手による45試合の熱戦が行われました。プロ選手として指宿を拠点に活躍するMEGUMI☆KICK SPARK(メグミキックスパーク)さんの試合では住民らの声援が特に大きく響き渡りました。訪れた来場者は「迫力がある試合を指宿で見れて良かった」と話しました。
■竜王戦7番勝負第6局開会式 指宿で激戦の幕開け
将棋のタイトル戦である竜王戦7番勝負第6局の開催に合わせ12月10日に指宿白水館の薩摩伝承館維新の間で開会式が行われました。式では藤井聡太(ふじいそうた)竜王と佐々木勇気(ささきゆうき)八段に打越市長から指宿鰹節など特産品が贈られました。藤井竜王は「歓迎を受けとてもうれしい。温泉に入りリラックスして対局に臨みたい」佐々木八段は「第6局という目標にたどり着けた。追い込まれているがここから巻き返したい」と対局への意気込みを話しました。
■新たな指宿観光大使が就任 将棋で指宿をPR
将棋棋士の佐々木勇気(ささきゆうき)八段への指宿観光大使委嘱式が12月10日に指宿白水館で行われました。佐々木八段は平成30年の竜王戦大盤解説のために指宿を訪れた際に砂むし温泉に入浴し、大の砂むし好きに。委嘱盾や砂むし温泉入浴券が贈られた他、将棋棋士を目指す山川小4年の塩手遥之(しおてはるゆき)さん(谷村上)からオリジナルTシャツが手渡されました。佐々木八段は「勝つことが一番指宿のPRになると思っている。砂むし温泉の効果や魅力を広めたい」と話しました。