くらし 垂水市に愛を込めて 地域おこし協力隊レポ(2)

【03】隊員たちに話しを聞いてみっど!(Interview with a team member)
地域おこし協力隊の髙櫻さんと岡田さんに、これまでの活動についての感想を伺いました。また、同隊員たちに関わってきた本市在住の方へ印象等について聞いてみました。

◆member01.TAKAZAKURA KENICHI
座右の銘:汝の道を歩め

Profile/高櫻健一(けんいち)さん
主な仕事担当:日本語教室 等
隊員就任月:令和6年4月
出身:東京都
趣味:お菓子作り
垂水市のココが好き!:日本人、外国人問わず素敵な方々に出会えること。

ー令和6年度の活動を振り返ってみて、いかがでしたか?
高櫻:まず、市の職員の方をはじめ、活動にご協力いただいた皆様に感謝いたします。何もかも手探りで始まった1年でしたが、自分のやりたいことや、外国人の方も一緒に楽しめる機会を提案・提供して一緒に取り組んでくれる地域の方々がたくさんいらっしゃって、嬉しかったです。実際1年間を過ごして、メインで活動している日本語教室だけでなく、生活で困っている悩みや、災害時等の不安な時に、SNSのグループで分かりやすく状況を説明したり、声をかけあったりすることもありました。地域の方の紹介から、たくさんの方と繋がって、垂水市のことについて学んだり、様々なイベントにも外国人の方と一緒に参加したりして、とても良い体験をさせていただいています。

ー日本語教室の講師としての1年はいかがでしたか?
高櫻:試行錯誤でした。当初は、日本語の能力に関係なく、同じ授業をしていたのですが、それぞれが求める授業内容も分かってきたので、多少ニーズに答えられる授業になってきたかと思います。今は、求めるニーズ毎に教材を変えるなど、工夫に努めています。皆さんは宿題もしてくださっていて、日本語の能力が少しずつパワーアップしていると感じています。この教室は、ほかの勤め先の方とも交流を深める場にもなっていて、4月は一部の生徒たちが、お花見を一緒に楽しむことができました。

ー今後の意気込みについて教えてください。
高櫻:1年を通して、自分がやるべき活動の方向性が明確化しました。まずは、本市在住の外国人の方と、もっと自分が関わり、手助けができるよう、より相談しやすい環境づくりに努めます。それに伴い、日本語教室も、もっと多くの方に来ていただきたいです。また、移住して、学び、知った本市の魅力を、外国人の方、地域の方、市外の方にも発信して、地域を盛り上げる、皆さんの橋渡しになれるよう、2年目も頑張ります!

○関わった地域の方の声/No.01
小規模多機能ホームほほえみで働く
(1)ピューさん、(2)トウェさん(ミャンマー出身)
私たちは日本語教室で初めて隊員の方に出会いました。講師の高櫻先生は生活で使う言葉を分かりやすく教えてくれて、たくさん学ぶことができています。先生方が参加する垂水市の街歩きイベントも数回参加していて、素敵な景色や知らない場所も知ることができて、とても楽しいです!また参加したいです。

※「高櫻」の「高」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。

◆member02.OKADA MICHIKO
座右の銘:足るを知る

Profile/岡田径子(みちこ)さん
主な仕事担当:交流イベント 等
隊員就任月:令和6年7月
出身:東京都
趣味:垂水市の面白い所(観光資源)を探す!
垂水市のココが好き!:温泉と、桜島が見えること。

ー令和6年度の活動を振り返ってみて、いかがでしたか?
岡田:活動前からミッションとしてイベントの企画運営があり、元々イメージしていた、やりたいことを自由に行うことができて楽しかったです。しかし、過去のイベントの集客情報や統計等のデータがなかったので、最初の手探りが大変でした。本市でどのようなイベントを開催するのが良いのか分からず、まずは自分たちだけでもできることは何かと思い、自分が使っている「アロマオイル」を使ったイベントを開催しました。その後も、同じようなセミナー形式のイベントや、クリスマスマーケット等の集客の多い大きなイベントも開催しました。

ー交流イベントを企画・運営する上で大切にしていることは?
岡田:交流とはいえ、色々な方を対象に何かしようという感覚は最初から持たないようにして、自分のコミュニティに関係なく、皆さんが楽しんで集える場所を作るということを大切に考えています。また、小さいことでも、何か参加できるイベントにしています。その方が楽しいので!実際に参加された方には喜んでいただいて、開催して良かったと思っています。ただ、外国人の方の参加が少ない点が気になっています。地域に外国人の方がいるということに気づいてもらえるきっかけや、国籍に関係なく、市民の皆さんが参加しやすい、楽しめるイベントづくりを行っていきたいです。

ー今後の意気込みについて教えてください。
岡田:今後はセミナー形式よりも、大きいイベントを行っていきたいと思います。また、色々な方が参加できるよう、各地区ごとに小規模のイベントも開催したり、元々行われている地元のイベントをバックアップしたりしたいと考えています。同隊は任期が3年です。単発のものより、本来ある地元の活動を盛り上げることで、参加者増加、次回開催への資金確保、イベント継続にも繋がればと思います。今年度も様々なイベントを行いますので、ぜひご参加ください!

○関わった地域の方の声/No.02
川﨑あさ子さん(田神在住)
私が管理する旧有馬邸で、岡田さんが企画した主催イベントを開催したり、私たちが開催するイベントのお手伝い等もしてもらいました。同隊主催のイベントは、私も知らなかった人と出会うきっかけや、隊員の全力で取組む姿勢が良い刺激になっています。市外から来た方だからこそ、私たちが気づかない垂水市の魅力を教えてくれます。今後も、垂水市に新しい波を起こすことを期待しています!

お問い合わせ先:企画政策課政策推進係
【電話】0994-32-1111(内線245)