- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県日置市
- 広報紙名 : 広報ひおき 令和7年8月号(8月8日(金)発行)
■まちのコインの持つ力
日置市では昨年から、地域内で「ありがとう」や「がんばって」といった感謝・応援の気持ちをポイントにして循環させていく「まちのコイン」事業を展開しています。スマホやタブレット上に専用アプリをダウンロードしていただき、地域のさまざまな場所を訪問するだけでポイントが貯まったり、ちょっとしたお手伝いやボランティアのお礼としてポイントをもらったりする仕組みです。
この「まちのコイン」の面白いところは、お金をやり取りするほどではないけれど、感謝の気持ちや応援の気持ちを伝えたい、という場面で、コインのやり取りができるというところです。例えば、市内では「イベントに来てくれてありがとう。来場者にコインを配ります」といったものだけでなく、「トイレ掃除してくれた方には1000コイン差し上げます」といったボランティア募集のような使われ方も。
今後は、例えば「ゴミ出し、100コインでお手伝いしますよ」といったボランティアサービスが始まったり、「100コインで定食のご飯を大盛りサービスしますよ」といった店舗のちょっとお得なサービスが始まったりといった、さまざまな挑戦の機会になるといいな、と考えています。
日置市のまちのコインの通貨名は「とっぱ」です。島津義弘公の敵中突破をモチーフに、遊び心から市内のさまざまな場所でつながりや挑戦が始まることを目指し、私自身も一人のユーザーとして、まちのコイン「とっぱ」を集めたり、使ったりと楽しんでいます。皆さまも「とっぱ」仲間になりませんか。(詳しい活用方法などは、市役所本庁地域づくり課にお問い合わせいただくか、市のホームページをご覧ください)
日置市長
永山 由高