くらし 令和7年度施政方針 ~(3)健康・妊娠・子育て・教育の希望をかなえる-3

(2)将来の天城町を託せる人材の教育 つづき

社会教育につきましては、「地域おこしは集落興しから」の観点で、自治公民館長研修会等を充実させ、活動の支援を行ってまいります。また、地域課題の解決やユイの精神、助け合いの心の醸成を図り、地域活性化に向けた各地区推進協議会の取組を発表する「第3回天城町教育文化の町推進大会」を開催いたします。さらに、結シアター手舞など子ども達の活躍を支援してまいります。
学びの場を提供してキャリアアップ・生きがいづくりを図るため、生涯学習講座の新規講座開設や「結さわやかくらす」の活動など、引き続き生涯学習活動の推進に努めてまいります。また、引き続き放送大学授業単位取得助成事業を行い、町民の学習意欲の向上及び経済的負担軽減を図ります。

文化芸術の取組につきましては、児童生徒を対象に「劇団四季公演」や「青少年芸術鑑賞会」を開催いたします。また、引き続き全町民を対象に「霧島国際音楽祭in天城町」を開催するなど、文化芸術に触れあう機会の創出に努めてまいります。

教科セミナーにつきましては、町内中学生学力向上に向けた環境づくりに努めるとともに、現役東大生を講師にオンラインを活用した東大ネットアカデミーを新年度も実施いたします。
自主的学び応援事業につきましては、令和6年度から町出身者の方が運営する宿泊施設の協力をいただき鹿児島市での学習塾夏季スクーリングに参加しています。引き続き、自らの目標達成に向けてチャレンジする生徒の支援に努めてまいります。

図書館につきましては、これからの時代の変化にあった情報を提供するため本の選書・購入に努めてまいります。また、映画鑑賞会や読み聞かせなどを行い、“行ってみたい図書館”づくりに努めてまいります。

社会体育につきましては、第66回大島地区大会「卓球競技」「全空連空手道競技」と第52回大島地区スポーツ少年団競技別交歓大会「全空連空手道競技」が本町開催予定となっておりますので、その受け入れ準備を進めてまいります。また、新年度は「小出義雄メモリアルクロスカントリー大会」が20回目を迎えます。節目の大会として多くの方にご参加いただけるよう取り組んでまいります。引き続き、町民一人ひとりの健康維持や体力増進を図るとともにスポーツの振興に努めてまいります。

B and G海洋センターにつきましては、町内の児童生徒及び65歳以上の高齢者を対象に施設利用の無償化を実施しています。その結果、親子連れの利用者が増えてきておりますので、更なる利用者増を見据えたアクティビティを計画してまいります。
プールにつきましては、B and G財団の修繕助成を活用し、温水化や屋根及び外壁全面改修を現在進めているところです。温水化により年間を通した利用ができるようになります。引き続き、高齢者を対象にした各種運動教室の開催や幼稚園・保育所・小学校と連携した水泳授業を継続するとともに、温水化を契機とした更なる利用促進に努めてまいります。
多目的艇庫につきましては、児童生徒の宿泊体験学習時のプログラムの受け入れ、水上アクティビティを通した青少年の健全育成、並びに町民の交流の場や観光拠点として、安全管理を徹底し、利用促進に努めてまいります。

ユイの館につきましては、郷土文化財保存と郷土文化資料の収集・展示の更なる充実を図ります。夜光貝等を利用した親子工芸教室、郷土の自然の良さを知るバードウオッチングや三京林道ウォークをはじめとした観察会、文化・史跡等を学ぶ講演会など町民誰もが参加できる学習機会を提供してまいります。

文化財保護につきましては、文化庁や県文化財課などの関係機関と連携して、下原洞穴遺跡の国史跡への指定を目指してまいります。ウンブキ水中鍾乳洞遺跡につきましては、専門家とともに調査・保存方法の検討を進めてまいります。
また、今年は戦後80年を迎えることから、講演会の実施や、戦争遺跡保存に向けた現状調査を実施し、先の大戦の記憶を次の世代へ語り継いでいくための情報発信を行ってまいります。