くらし ニセコ町まちづくり基本条例

■5回目の見直しを行い、3回目の条例改正を行いました!
平成13年4月から施行された「ニセコ町まちづくり基本条例」は、「情報共有」と「住民参加」を基本原則とし、町民一人ひとりが自ら考え行動することで「町民が誇りを持ち、世代を超えて住み続けたいと思えるまち」となることを目指しています。
この条例は「育てる条例」として位置付けられており、条例第57条で、町にふさわしいものであり続けているかどうかを定期的に見直すことが義務付けられています。令和5年度には、第5次改正検討委員会がスタートし、令和7年3月に答申が提出されました。

 改正は次のような手順で進められました。まず、条例の見直しにあたって検討委員の公募を行った後、法律などの専門家を含む6人の委員によるニセコ町まちづくり基本条例第5次検討委員会を設置しました。計4回の委員会にて条例改正の内容の検討を行い、課題や改善点について意見を交わしています。また、令和6年10月17日の第226回まちづくり町民講座では、「まちづくり基本条例『座談会』」として、まちづくり基本条例の背景や見直しの経過、今後の条例のあり方や見直し内容などについて、意見交換を行いました。これらのプロセスを経て、検討委員会が答申をまとめ、町として改正案を策定、パブリックコメントを実施し、令和7年6月議会にて可決されました。
答申の中では、条例の改正内容に加え、基本条例全体に対して次の4つの意見がありました。

◆2か所の条例改正
今回の答申においては、時代や社会の変化に合わせた見直しが盛り込まれています。
この答申を受け、町では次の改正を行いました。

(1)民法改正によって成人年齢が引き下げとなったことに伴い、条例内の表現を「20歳」から「18歳」に改めました。まちづくり基本条例では青少年および子どもがその年齢に応じたまちづくりへ参加する権利を保障しています。

第11条 満20歳未満の青少年及び子どもは、それぞれの年齢にふさわしいまちづくりに参加する権利を有する。
・「20歳」→「18歳」に改正

(2)性別に関する表現を、「一方の性に偏らないよう配慮」から「性の平等と多様性に配慮」へと改めました。
この条文は、第一回条例改正時に、女性の参加促進のために追加したものですが、今回はさらに社会情勢などの変化を踏まえ、町が設置する審議会などへ、より多様な意見を反映させるため改めるものです。

第31条 町は審査会、審議会、調査会その他の付属機関及びこれに類するものの委員には、公募の委員を加えるよう努めなければならない。
2 前項の委員の構成に当たっては、一方の性に偏らないよう配慮するものとする。
・「一方の性に偏らないよう」→「性の平等と多様性に」という表現に改正

詳細はホームページより確認できます

◆基本条例全体への4つの意見
◇制定時の思いを継承
(1)職員研修などを通じて、条例の主旨や条例に基づく具体的対応などについて、職員の理解を深め、実践する取り組みを行う。
(2)策定当時を知る人を招き、座談会などを開催して動画を残し、ホームページなどでいつでも視聴ができるような取り組みを行う(短編動画の作成や絵などを用いることで分かりやすく伝える)。
(3)幅広い世代にまちづくり基本条例を認知してもらうため、町民講座や広報誌を通じて触れる機会を創出する工夫を行う。
(4)基本条例の理念である自ら考え行動する「自治」の意識を啓発するため、基本条例を学ぶ機会を創出する(毎年制定月に、町民講座や広報誌などでお知らせを検討)。
(5)基本条例だけではなく、それに付随する資料においても翻訳を行い、多文化に対応した取り組みを行う。

◇コミュニティの役割について
(1)転入者へ町内会長名簿のほかに町内会加入方法についての案内を作成する。
(2)短期滞在や生活拠点が変わらないため、住民票を移動しない人が増えている。そのため不動産事業者などと連携し、町内会加入の案内を周知する体制を検討する。

◇情報伝達のあり方について
(1)町内会に加入していない世帯に対しても、町内会経由で広報誌が配布されるよう町内会と調整を行い、できる限り配布されない世帯を減らす(すでに実践している町内会もある。ただし、ホテル従業員など転出入の激しい世帯については工夫が必要)。
(2)広報誌の配布のほか、さまざまなSNSを展開しているため、メディアを最大限に活用し、ユーザー登録数向上に向けたアプローチが必要である。
(3)災害に強いまちづくりの推進のため、町内で行うイベントなどにおいてブースなどを設け、防災ラジオの活用事例の周知を行い、配布率の向上に向けた取り組みを行う。

◇まちづくりへの住民参加の促進
(1)世代や各ライフスタイルに合わせ、情報交換ができる機会の創出(例:団塊世代、子育て世代、ミレニアル世代、Z世代など)
(2)誰もが参加できるように多言語(AIアプリの活用)など、多様性を意識した参加機会の創出
(3)まちづくり町民講座や議会報告会などを積極的に行い、情報発信の機会を創出

まちづくり基本条例は、町民で「育てていく条例」です。
今後も、町民のみなさんの声や時代の変化に合わせて、「情報共有」と「住民参加」を大切にしながらまちづくりを進めてまいります。

第226回まちづくり町民講座はニセコ町公式YouTubeでご覧いただけます

問い合わせ:企画環境課経営企画係
【電話】0136-56-8837