- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道芽室町
- 広報紙名 : すまいる 令和7年8月号
■『ふるさと芽室の記憶』
今年の夏は6月くらいから毎日暑い日々が続き、(長期予報では)9月も暑いという情報もあり、「長い夏」となっております。当初は「今年は暑いねぇ」と挨拶するだけでしたが、比較的体力が弱い高齢者や小さな子どもたち、主に外で作業する方などの健康状態や、すっかり元気がなくなり、枯れたりしている農作物を見ると心配する想いがどんどん強くなってきます。自然に抗うことはできませんが、それぞれの自己管理をお願いしたい気持ちと恵みの雨を期待してしまいますね。
町民の皆さんの感覚は同じではないかもしれませんが、「夏」は様々なイベントが開催される季節でもあり、夏休みの想い出や体験を通じた風景なども記憶に残りやすい季節ではないかと思います。先日、実行委員会を中心に開催された「華音」は町内外から溢れんばかりのお客様が集まりましたし、開催の目的も子ども達のために「芽室の思い出」を残そうというもので、町としても開催を感謝しているイベントです。
また、ある大学の先生から「地元の想い出を絵や図にしてください」という課題を出したところ「芽室公園の噴水」を描いた学生がいらっしゃったとお聞きし、そのコピーを頂いたりしました。その他にもふるさとの思い出になる数々のイベントや風景、場所がありますし、盆踊りなんかもまさにふるさとを顧みるものかもしれませんね。
もちろん夏ばかりではないかもしれませんし、少し叙情的な感覚もありますが、世知辛い世の中になっても、経験、風景、場所などが写真のように切り取られて、思い出されるような大切なものを今後も残していかなければならないと思っております。