- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道標津町
- 広報紙名 : 広報しべつ 2025年8月号
■02 町民が安心して暮らせるまちづくり(1)
●[子育て支援]安心して子育てできるまちへ
▽安心を届ける継続的な取り組み
これまで進めてきた「あんしん出産支援事業」や「産婦健康診査・産後ケア事業」などを継続し、妊娠から子育てまでのライフスタイルを総合的に支援する施策を引き続き推進します。
▽相談支援と「こども家庭センター」の検討
妊娠期から子育てまで相談支援や経済的支援を継続し、「こども家庭センター」の設置を検討するなど、子育てしやすい環境づくりに取り組みます。
・ あんしん出産の支援(産婦健康診査・産後ケア、新生児聴覚検査費助成事業)
・妊婦のための支援給付金、出産祝い金の給付
・こども園の支援充実、保護者負担軽減
・高校生までを対象とした医療費の無料化
・こども家庭センターの設置検討
●[高齢者・障がい者支援]安心と支え合いの地域づくり
▽高齢者が生き生きと暮らせるまちづくり
第3期「標津町地域福祉計画」を策定し、「あんしんサポートセンター」への支援継続や介護予防事業を推進するほか、高齢者サロンの送迎を新たに開始するなど、高齢者福祉の充実に努めます。
▽安心して暮らせる地域づくり
障がいのある方の安心な暮らしを支えるため、グループホームの家賃助成やNPO支援を継続し、広域連携で相談センターを運営し、専門的な支援体制を整えます。
・地域福祉ネットワークの構築
・あんしんサポートセンターの推進
・高齢者が利用しやすい地域交通システムの構築
・高齢者福祉施設入居者の負担軽減
・高齢者世帯などを対象とした除雪支援
・介護予防事業の推進
・介護従事者実務研修および就業への助成
・在宅介護への支援
・認知症対策の推進
・障がい者グループホーム入居者の負担軽減
・NPO法人キラリ工房、NPO法人クープアへの支援
・障がい者の地域生活支援拠点事業の推進
●[医療・保健]医療体制の堅持と予防活動の推進
▽医療体制の堅持
標津病院では、久留米大学との強固な信頼と連携のもと医師を派遣いただいています。今後も緊密な連携により医療体制の維持に努め、地域住民の生命と健康を守ります。
▽健康寿命の延伸と予防対策の推進
生活習慣病予防には、出生前から成人までライフステージごとの対策が重要です。医療機関や教育機関と連携し、予防活動を推進します。また、帯状疱疹ワクチンやRSウイルスワクチン接種、予防接種再接種費用の助成事業を継続・拡充し、町民の健康寿命の延伸と負担軽減に取り組みます。
・標津病院の医療体制の堅持
・保健、医療技術者などの養成と人材確保、定着の推進
・小中学生の生活習慣病予防健診および保健指導の推進
・若者健診、保健指導の推進
・特定健診の受診勧奨、保健指導の充実
・歯周病検診の助成
・健康ポイント事業の実施による町民の健康増進
・各種ワクチン接種費用の負担軽減
・医療機関や教育機関と連携した予防活動などの実践
・ライフスタイル、個別性を重視した保健指導の実施
・保健、医療に関する啓発、相談窓口機能の強化
●[教育]未来を育む教育環境の整備
▽魅力ある学校づくり
未来を担う子どもたちの成長を支える「園小中一貫教育」を標津高等学校を含む体系的な取り組みとして推進するとともに、標津高等学校存続に向けた支援を強化し、「地域みらい留学制度」の活用など魅力ある学校づくりに取り組みます。
また、学校教育の充実や保護者負担の軽減に加え、防災機能を備えた複合施設の基本構想を進めます。
▽学びと文化の環境づくり
子どもたちの健やかな成長を支え、町民が充実した生活を送れるよう、生涯学習や文化、スポーツ活動を楽しめる環境づくりを進めるとともに、世界に誇れる標津遺跡群の魅力を発信します。
・標津小中学校と総合体育館などの複合施設建設計画策定
・こども園の支援充実、保護者負担の軽減
・未来を担う児童、生徒の交流推進
・ICT教育環境の整備充実
・あすぱる開館30周年企画事業
・日本遺産の推進、アイヌ文化の啓発による地域活性化
・標津湿原木道リニューアル
・小中学校入学祝い金助成事業
・長野県生坂村との中学生交流事業
・小学校~高校の給食費無償化
・標津高校の魅力ある高校づくり支援
・地域みらい留学制度、みらい応援住宅開設
・恵盟寮の設備改修
●[移住・定住]住み続けたいまちづくり
快適で住み良いまちを目指し、子育て世帯や若年層、高収入者向けの賃貸戸建て住宅を含む新たな住宅整備事業に取り組むとともに、移住・定住促進のための情報発信や都市圏でのPR、相談対応などきめ細やかな対策を推進します。
・空き家バンク、空き地バンクの取り組みの推進
・「戸建て住宅建設取得助成「」住宅リフォーム助成」の継続による移住定住の推進
・需要ニーズに合った住宅整備の検討
●[防災減災・防犯・交通安全]安心・安全なまちづくり
町民の命と暮らしを守ることを最重要責務とし、日頃から豪雨災害や千島海溝地震、津波への備えを促し、必要となれば避難指示を迅速に行うほか、暴風雪災害時には適切な情報発信に努めます。
普通河川の河岸と河口対策では調査データを基に優先度を判断し、ハードとソフト両面からの対策を検討します。さらに、防災行政無線を更新し不感地帯の解消に努め、スマートフォン対応の情報伝達システムの運用開始により、誰もが確実に情報を受け取れる環境整備に取り組みます。
子どもの防災教育や特殊詐欺対策を進め、災害や防犯への意識向上を図り、町民が安心して暮らせる環境づくりに取り組みます。
・地域防災計画に基づく防災、減災対策の推進
・循環型防災教育の推進による人材育成
・Web版ハザードマップなどによる適切な情報提供
・標津川洪水タイムラインの地域連携の推進
・危機管理型水位計設置河川の水位監視
・情報伝達多重化システム普及による確実な情報伝達
・防災行政無線(固定系)の更新
・暴風雪タイムラインの策定
・災害廃棄物処理計画の策定
・高齢者の運転免許自主返納、急発進防止装置設置への支援
・災害などの非常時や断水時に備えた給水備蓄品の計画的整備
・被災時の仮設住宅確保