くらし 令和7年度 消防団だより Vol.42(2025.11.1)

■地域本部の活動紹介(2) 室根地域
今回紹介する室根地域本部は市の東部に位置し、2分団13部で構成され、団員約160人が在籍しています。地域内にはツツジや桜の名所として有名な室根山があるほか、宮城県気仙沼市と隣接する交通の要衝でもあり、東日本大震災の発災時は室根体育館などが全国からの救援物資の集積拠点となりました。
当地域内の令和6年の火災発生状況は、建物火災2件、林野火災1件でした。本年度は特に林野火災の防止を強く訴えています。
年間の主な活動は、1月の文化財防火デーに合わせた火災防御訓練、3月の市内一斉の山火事防止パレード、4月の春季訓練で、本年は全国的に大規模な山林火災が発生したことから山間部での活動を想定し、勾配のある場所での中継送水によるポンプ運用訓練などを実践的に行いました。5月は水防訓練、8月は消防屯所点検、10月は秋季訓練と、年間を通じて火災防御などを重点に訓練を実施しています。これらの訓練は、自主防災組織などとも連携し、地域から火災を出さない活動につながることを期待しています。なお、市内の火災の傾向は、枯れ木や草を焼いていて周囲に広がってしまうケースが多く見られます。引き続き、消防団としても注意を促していきたいと思います。
このほか、当地域独自の活動として、室根神社特別大祭が行われる年には、住民や観覧客の安全のため、昼夜を問わず町内の巡回を行います。
団員の入団促進にも力を入れています。自分の地域は自分が守るという郷土愛に満ちた入団希望者を募集しています。

■写真トピックス(消)
▽一関地域女性消防協力隊 夏まつりで啓発活動
8月2日(土)に一関夏まつりに参加した一関地域女性消防協力隊(旧婦人消防協力隊)は、踊りをとおして「火の用心」と住宅用火災警報器の設置を訴えました。隊員たちはそろいの法被に拍子木を持ち、「わが家から火災を出さないで!」と啓発しました。

▽FMあすもで団員募集をPR
市消防団は、FMあすもの「おはよう市役所」内で、消防団活動や団員募集についてPRしました。9月8日(月)の放送では室根第2分団第5部の及川貴史さん(写真左)と東山第2分団第2部の高橋帆乃伽さん(写真右)の2人が出演し、リスナーに「一緒に活動する団員を募集しています」と呼びかけました。

※詳しくは本紙をご覧ください。

問合せ:一関市消防団(市消防本部総務課内)
【電話】25-5910