くらし 令和6年度 決算状況 矢巾町の財政(1)
- 1/28
- 次の記事
- 発行日 :
- 自治体名 : 岩手県矢巾町
- 広報紙名 : 広報やはば 令和7年10月号
令和6年度の決算が町議会定例会9月会議で認定されました。町民の皆さんに財政状況を知ってもらうため、概要を紹介します。決算とは、1年間に皆さんが納めた町税や国・県からの補助金などがどれくらい入ってきて、どのように使ったかという結果報告です。
■歳入 町に入ってきたお金
令和6年度決算額 136億227万円
※()内は歳入における構成比

◇自主財源
62億8,914万円(46.2%)
町税、使用料・手数料など町が自主的に得ることができる収入
・町税…町民の皆さんが納める町民税や固定資産税など
・繰入金…一般会計、特別会計および基金の間で相互に資金運用するもの
・繰越金…翌年度の財源として繰り越す決算上の余剰金
・寄附金…ふるさと納税などの金銭による寄附
◇依存財源
73億1,312万円(53.8%)
国や県の基準や意思によって交付・割り当てされる財源
・地方交付税…町の財政力に応じて、国から交付されるお金
・国庫支出金…事業に対する国からの補助金
・交付金・譲与税など…町民の皆さんが国や県に収めた税金が町へ交付・譲与されたもの
・県支出金…事業に対する県からの補助金
・町債…公共投資などに伴う町の借金
◇自主・依存財源の状況

◇決算(歳入)の解説
町税は定額減税の影響で町民税が減収となったものの、固定資産税および軽自動車税などが増収となったことにより、前年度比約5,300万円増加し、高い数値を維持しています。町債は令和5年度から繰り越した公共事業にかかる経費が増となったため、前年度比約1億500万円増加しました。国庫支出金はデジタル基盤改革支援補助金などが増となったことから、前年度比約2億6,200万円の増となりました。自主財源と依存財源の割合は、自主財源比率が46.2%で前年度比1.2ポイント減少。依存財源比率は53.8%で1.2ポイント増加。近年は依存財源比率が高い傾向にあります。
◇自主・依存財源の推移

※詳しくは本紙をご覧ください。
■歳出 町が使ったお金
令和6年度決算額 129億6,960万円
※()内は歳出における構成比

◇町民1人当たりの内訳
※端数調整のため誤差あり
・民生費…福祉や生活支援 約17.6万円
・衛生費…健康維持や衛生管理 約3.4万円
・総務費…自治体運営の管理 約9.2万円
・教育費…学校教育や生涯学習 約4.0万円
・土木費…道路や橋などの公共整備 約5.6万円
・農林水産業費…農業などの産業振興 約2.2万円
・公債費…借金返済に充てる 約4.7万円
・消防費ほか…火災防止や救急活動 約2.7万円
◇決算(歳出)の解説
土木費は防災安全対策事業や道路維持管理事業などにより約3億8,000万円増加しました。民生費は障害者自立支援事業や低所得者支援および定額減税補足給付金事業などにより約2億7,000万円増加しました。衛生費は新型コロナウイルスワクチン接種に係る事業の減により約4,700万円減少しました。
◇歳出決算額の推移

◇過去10年の決算額推移

