くらし 津田塾大学生が町の活性化・課題解決に向けた取り組みを展開

8月28日から9月1日にかけて、本町と「連携協定に関する包括協定」を結ぶ津田塾大学(東京都・高橋裕子学長)の学生らが来町。同協定に基づき、町の活性化と課題解決に向けた活動を行いました。
今回は、同大学から総合政策学部の1~3年生、森川美絵教授と関係者合わせて13人が当町を訪問。学生らは昨年から展開している「高校生と大学生の交流会」を開催したほか、本格化に向け検討を進めている「1泊2日の宿泊プロジェクト」の一環として「すみた台所ワークショップ」と題した、料理体験会を開催しました。

■住高生との交流会
8月29日、住田高校を訪れ、授業への参加と交流会を企画しました。
今回、初の試みとして住高2年生の探求学習の時間、3年生の進路実現に向けた授業に参加。それぞれ、自身の経験を基に高校生にアドバイスを送っていました。
その後の交流会は、大学生と高校生が関わり、将来の選択肢を広げることなどを目的として開催。交流会に参加した住高生からは「大学生の先輩が話しやすい雰囲気を作ってくれたおかけで気楽に話せた」と笑顔を見せました。

■料理体験会を開催
8月30日、「1泊2日の宿泊プロジェクト」に向けた取り組みの一環として、町の食材を使った料理の提供を目的とした料理体験会を開催しました。
この日は、講師として招いた4人の町食生活改善推進員の指導のもと、岩手の郷土料理「ひっつみ汁」「なべやき」の調理に挑戦しました。
出来上がった料理は、この日のために招待した学生たちと関わりのある4人の方とともに試食。郷土の味を堪能しました。
その後、参加者から本プロジェクトの今後の運営方法や今回の体験会の改善点などについて意見をもらい、内容の充実化を図りました。
今回の料理体験会を企画立案した同大学3年の村上鈴乃さんは、「1泊2日ツアーの実現に向け、さまざまな課題が見つかった。今冬は空き家や民泊を活用した宿泊体験の実現に向け、内容をより一層磨き、宿泊プログラムを提案したい」と今後の取り組みへ意欲を見せました。