- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県新地町
- 広報紙名 : 広報しんち 令和7年9月5日号
明治大学ボランティア活動 体育会ローバースカウト部×ボランティアサークル「しんちーむ」 今回で10回目の活動!
【ローバースカウト部】
8月3日と4日の2日間、新地小学校で、明治大学体育会ローバースカウト部30名による「第10回デイキャンプ」が行われました。
町内の小学1年生から6年生の児童62名が参加し、日本と韓国の伝統文化の体験を含む多彩なプログラムを通じ、何かを作り上げることの喜びや思いやりの心を育むことができました。
このほか、遊海しんちでは、前日の準備や駐車場のボランティアにご協力いただきました。
◆ローバースカウト部はどのような部活ですか?
明治大学体育会に所属するボーイスカウトの団体で、野営活動と奉仕活動を軸に北海道から沖縄まで全国各地で活動しています。創部101年を迎えた歴史ある部活です。
◆ローバースカウト部に入ろうとしたきっかけ
キャンプ生活や奉仕活動を通して人々を喜ばせる活動に魅力を感じたから。新地町には初めて来ましたが、昨年は気仙沼市で児童のボランティアを行いました。
◆新地町の印象は?
東日本大震災の時には、自宅から日本に義援金を送りました。テレビで見た被災地は、道路や鉄道の復旧が進み、街並みが整いました。韓国より災害が多い日本では、防災対策が進んでいる印象を受けました。
◆活動を通して将来どのように活かして行きたいか
考えたことを計画して試すことができる貴重な体験ができました。また、人を喜ばせる仕事がしたいという価値観がより明確になりました。
◆今後の抱負と新地町へ一言
東日本大震災を経験していない今の子どもたちに改めて町の魅力が分かるような奉仕活動にしていきたいです。
○代表者の紹介
代表 金 東勲さん
明治大学商学部3年生。韓国出身の留学生で、異文化の中で学ぶことを通じて視野を広げたいと考え、日本へ来ました。
【ボランティアサークル「しんちーむ」】
8月1日、明治大学ボランティアサークル「しんちーむ」の学生20名による特別授業が行われました。
福田児童クラブ、新地児童クラブ、駒ケ嶺児童クラブの児童118名が参加し、学生企画の「じゃんけん列車」などで楽しい時間を過ごしました。
このほか、遊海しんちでは前日の準備やエコステーションのボランティア支援とPRブースで祭りを盛り上げました。
◆普段どのような活動をしていますか?
キャンパスのある東京都杉並区を拠点に、子どもたちと交流するボランティアや地域イベントへの協力などを行っています。
また、一般社団法人世界の子供たちのために(CheFuKo)が行う福島支援活動等にも参加しています。
◆これまでの活動で印象に残っていること
子どもたちが春休みに活動した時のことを覚えてくれていたこと。また、帰り際に「また来てね」「次はいつ来るの?」と言って、次回の活動を楽しみにしてくれたこと。
◆新地町の子どもたちの印象は?
都会の子どもたちに比べて積極的に話しかけてくれます。遊ぶ時にも友達に思いやりをもって接している姿が印象的です。
◆今後の抱負と新地町へ一言
(中原)美しく魅力ある町へと復興し、これからは広く町おこしにシフトしていく中、若い力でこれからも貢献していきますので、しんちーむをよろしくお願いします。
(長郷)若者の流出という町が抱える課題に対して、若者が残り、一度出ても戻ってきたい思えるような活気づくりを、しんちーむも一緒に考えて作っていきたい。
(齋藤)皆さんとの交流を通じて地域への共感を深め、外の視点から新地町の良さを再発見し、100年先も笑顔と自然のあふれる新地町を目指して活動していきたい。
活動10回目の節目に合わせてしんちーむが企画し実施した町長との対談では、若者に新地町を「知ってもらう」「訪れてもらう」ことを中心に学生ならではの切り口で意見交換が行われました。
◆代表者の紹介
(1)学部
(2)出身
(3)しんちーむに入ろうとしたきっかけ
(4)活動を通して将来どのように活かして行きたいか
○中原 達也(副幹事長)さん
(1)文学部
(2)東京都
(3)友達に誘われて
(4)活動を通して見えてきた福島の課題が県外には伝わってない現状。メディア関係の職業に就き、情報発信をしていきたい。
○長郷 朝史(幹事長)さん(中央)
(1)文学部
(2)千葉県
(3)被災地支援や地域活性化に関心があったため(4)地方にしかない魅力を掘り起こして発信していきたい。
○齋藤 春輝(副幹事長)さん
(1)国際日本学部
(2)栃木県
(3)予備自衛官をしており自衛隊の災害派遣に関心を持つ中で、被災地の福島に繋がる活動をしたいと思ったため
(4)ボランティアを通して人のための力になりたいと思うようになった。現場に寄り添う自衛官として国民の安心・安全を守りたい。
大学生のみなさん 今年もありがとうございました