くらし 【特集】9月1日は「防災の日」 地震災害から身を守るために

1923年9月1日に発生した、推定マグニチュード7.9の関東大地震を教訓に、災害への備えと防災意識を高めるため「防災の日」が制定されました。
今後30年以内に70%の確率でマグニチュード7クラスの首都直下型地震が起きるとも言われています。災害はいつ起こるか分かりません。防災の日をきっかけに、身近でできることから備えましょう。

■家庭ですぐにできる地震対策から始めましょう
[01]家具の配置を工夫する、金具で固定する
地震による負傷の原因の多くは、家具の転倒や落下によるものです。家具の配置を工夫したり、金具などを使い固定したりしましょう。
・玄関などの出入口までの通路に倒れやすいものを置かないようにする。
・L字金具・連結金具・耐震ポールなどを使い、家具を固定する。
・ガラスが割れても飛び散らないように飛散防止フィルムを貼る。

[02]飲料・食料の備蓄や非常用持ち出し袋を準備する
大地震が起きると、電気や水道などのライフラインが止まる可能性があります。そのため、飲料や食料などを備蓄したり、避難場所にすぐに移動できるように非常用持ち出し袋を用意したりしておきましょう。
・水や食料は3日~7日分を用意する。
・食料はお湯が無くても食べられるものを中心に備蓄する。
・非常用持ち出し袋は、玄関、寝室など、すぐ持ち出せるところに保管する。

[03]避難場所や避難経路を確認する
災害の種類や状況によって適切な避難場所は異なります。実際に地震が起きた時に慌てないようにしておきましょう。
・ハザードマップを活用し、近くの避難場所の位置や開設する災害の種類を確認する。
・避難経路を想定し、実際に避難場所まで歩いてみる。

■地震が発生したときの避難行動を確認
実際に地震が起きた時には、次のような行動を取りましょう。

●屋内にいる場合
▽家の中にいるとき
・頭を保護しながら丈夫な机の下などに隠れる。
・慌てずに火の始末をする。
・裸足で歩き回らないようにする。
・高齢者や障がい者、乳幼児など要配慮者の安全を確保する。

▽大規模店舗や集客施設にいるとき
・つり下がっている照明などの下から避難する。
・慌てて出口や階段に殺到しない。

▽エレベーターに乗っているとき
・すべての階のボタンを押して、最初に停止した階ですぐに降りる。

●屋外にいる場合
▽路上にいるとき
・ブロック塀や自動販売機には近づかない。
・ビルの壁、看板や割れた窓ガラスなどの落下に注意する。
・頭をカバンなどで保護する。

▽車を運転中のとき
・慌てて急ハンドルや急ブレーキをかけず、徐々に速度を落とし、左側に停車する。
・車を置いて歩いて避難するときは、キーはつけたまま、ドアロックをしない。
・車検証などの貴重品を忘れずに持ち出す。

■地震に強い住宅・地域を作りましょう
●木造住宅の耐震化支援について
地震による住宅の倒壊等を防ぐための支援を行っています。自宅の耐震性に不安をお持ちの人は、気軽にご相談ください。

▽木造住宅耐震診断士派遣制度
市から耐震診断士を無料で派遣し、耐震診断を実施します。

▽木造住宅簡易耐震診断
市職員が簡易な耐震診断を無料で実施します。

▽木造住宅耐震改修等補助金
補助額:耐震改修工事費用等の5分の4(上限100万円)

●小学校の通学路に面する危険ブロック塀等の撤去補助について
小学校の通学路に面する危険ブロック塀等の撤去に補助制度があります。
補助額:撤去費用の3分の2(上限20万円)

問合せ:建築指導課建築指導係
【電話】63-2242

■アプリやメールで防災情報を入手
命を守るために、アプリやメールで市からの防災情報を入手しましょう。
防災情報アプリ:iPhone・Android
防災情報メール:(フィーチャーフォン/ガラケー等)空メールを送信してください
※詳細は本紙をご覧ください。

危機管理課では、防災講話や避難訓練の開催を支援しています。気軽にご相談ください。

問合せ:危機管理課危機管理係
【電話】63-2158