くらし 秩父に新風。

◆地域医療の充実を進めます
秩父市長 清野 和彦
市報5月号の「市長就任のごあいさつ」で、私のマニフェストとして「ちちぶ新時代政策3本の矢」をお話しさせていただきました。
3本の矢の一つとして、「医療・福祉・介護の充実」を掲げた中で、すぐに実行すると約束した政策について、述べさせていただきます。
もうこれ以上、病院建設は遅らせない。そして、新病院建設を可能な限り早く進め、市民の皆さんに、安心と安全な医療環境をお届けしたいという思いで、市長に就任した5月1日に市長就任記者会見を開催し、その席で、「スピードアップ新病院建設宣言」を発表させていただきました。
スピード感をもって病院建設を進めていくために、秩父地域の4町、秩父郡市医師会、歯科医師会、薬剤師会、福祉・介護の事業所との連携を深め、埼玉県などにも参画していただける形での協議を早急に進めます。
これと並行して、地域において良質かつ適切な医療を効率的に提供する目的で厚生労働省が進めている「地域医療連携推進法人」の設立も検討しています。
今年度は、新病院の建設に向けた基本計画の策定を進めていきます。ハード面の設備整備のみならず、医療従事者の不足という厳しい状況を乗り越え、救急医療や産科、婦人科、小児科など、市民の皆さんが求める地域医療を守り抜くためのソフト面での仕組みづくりを早急に進めてまいります。
5月31日の「市長タウンミーティング」は、「地域医療・病院建設」をテーマに開催し、多くの方に参加していただきました。私と担当部課から地域医療と病院建設についての現状報告の後、参加者との意見交換を行い、皆さんから貴重なご意見をいただきました。
いただきましたご意見を、今後の地域医療・病院建設の参考としまして、誠心誠意、地域医療の充実と新病院建設に取り組んでまいります。