くらし 〔特集〕ごみ収集の最前線! 今、ごみについて考えよう(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県入間市
- 広報紙名 : 広報いるま 令和7年10月1日号
毎日の生活で欠かせない「ごみの収集」。
入間市のごみ収集の実態を知っていただき、ごみについて考えてみましょう。
■知ってください!ごみ収集の実態 市民のくらしを支える現場
毎日の生活で欠かせない「ごみの収集」。
朝決まった曜日に袋を出しておけば、気づけばきれいになっている…。それを支えているのは、現場で働く作業員の力です。
「多くの人の努力によって支えられている」ごみ収集の実態を知っていただきたいと思います。
▼ごみ収集車の年間走行距離は、地球10周以上!
令和6年度に入間市のごみ収集車が走った距離の合計は、405,634kmです。これは地球10周分以上、地球から月まで行くことのできる距離に相当します。
季節を問わず、毎日朝から重い袋を何百回と持ち上げ、狭い道や坂道を走り抜ける作業は、私たちが思う以上に過酷なものです。
入間市では、この収集作業を10社、約150人の方が担っています。
▼入間市のごみは近隣市より多い!?
○市ごとの一人1日当たりの排出量(家庭系ごみ)

実は、入間市の一人当たりのごみ排出量は、所沢市や狭山市と比べると10%~15%多い!
令和6年度は491gと減少傾向にありますが、5ページをご覧いただき、皆さまにはさらなる減量をお願いします。
▼ごみ処理費用は年間18億円!
令和6年度のごみ処理費用:総額18.2億円
一人当たりの費用:12,709円
毎日のごみ処理を円滑にすすめるためには、どれだけの費用がかかっているか知っていますか?収集運搬や、処理施設の運用、修繕などにとても多くの費用がかかっています。物価高騰、施設の老朽化などによりごみ処理にかかる費用は増加傾向にあり、令和6年度にかかった費用の合計は、18億2千万円でした。ごみを減らせば、この費用を抑えることができます。
■プラスチックはどう処理されているの?
皆さまが毎週資源ごみとして出しているプラスチック・ビニール類は、収集後、専門の処理業者に運び込まれ、人の手によって不適物が取りのぞかれ、プラスチック製品の原料としてリサイクルされます。
また、入間市ではサントリーグループと協定を締結し、ペットボトルの水平リサイクル(ボトルtoボトル)を推進しています。家庭から出された廃ペットボトルは、宮寺清掃センターに集められ圧縮・梱包された後、ペットボトルの原料としてリサイクルされています。この他にも、古紙、古布、有害ごみはリサイクルできる資源です。資源を皆さまにしっかり分別していただくことで、資源化率が向上し、選別等の作業の負担も減らすことができます。
■ごみ分別クイズ
次のごみは、どのごみの日に出したらいいでしょうか。
(1)ハンディファン
(2)ラップの芯
(3)ポリタンク
答えは本紙5ページ
