- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県入間市
- 広報紙名 : 広報いるま 令和7年10月1日号
■ごみ組成調査からわかること
令和6年度に「ごみ組成調査」を実施しました。この調査は家庭のごみの中に、どのような種類のごみがどのくらいの割合で入っているかを調べ、分別の状況を把握するための調査です。


▼調査の結果
○可燃ごみには
分別すればリサイクルできる紙類が14.7%、プラスチック類は6.2%も含まれています。なお、生ごみの14%(可燃ごみの約4.2%)は手つかずの食品や食べ残しなどの食品ロスでした。
○不燃ごみには
プラスチック類が、17.4%も含まれています。硬いプラスチック類は、令和5年度からプラスチック・ビニール類として資源化していますが、まだまだ不燃ごみに含まれていることが分かります。
■作業員さんにインタビュー みんなで協力してきれいなまちに
株式会社 三栄商事 森田さん
――現場で大変なことは?
「危険物が見えないことが一番怖いです。スプレー缶やリチウムイオン電池が、他のごみに混ざっていると車の中で火災が発生します。バラの棘や竹串が手に刺さるのも日常茶飯事です。危険なものに『○○が入っています』と貼り紙をしてくださると本当にありがたいです。他には、草木を一度に出されて何往復もしないといけない時や、収集できないごみが放置され虫が湧いているようなところは大変です。」―
―市民の皆さまにお願いしたいことはどんなこと?
「ルールを守っていただきたいです。ごみの出し方は『ごみチャンネル』や『ごみ分別アプリ』、『市LINE公式アカウント』などで調べられますし、収集の時に聞かれればお答えしています。袋の色を守っていない方が多いですが、作業の安全面に大きく影響するので守っていただきたいです。」
――最後に市民の皆さまに一言をお願いします。
「私たちは、入間市の美しい街並みを守るため、責任をもってごみ収集を行っています。きれいなまちの実現には、私たちの作業だけでなく、市民の皆さま一人ひとりの毎日の心がけと正しいごみ出しが『当たり前』となることが大切です。ルールを守ってごみを出してもらえれば、私たちが確実に回収します。まちをきれいにするために、皆さまのご協力をお願いします。」
■未来のために、今日できること
(1)ごみを減らそう!
・ご飯を食べきる。
食品ロス削減の第一歩。食べる分だけ買って、残さず食べることが大切です。
・生ごみをしぼって減量。
水分が多い生ごみは運搬や焼却も大変。水気を切れば汚れや悪臭も防げます。
(2)資源をしっかり分けよう!
・細かい紙製品は紙袋に入れて分別。
お菓子の箱やトイレットペーパーの芯など多くの紙製品がリサイクルされずに燃やされています。細かい紙類は紙袋に入れて雑がみとしてリサイクルしましょう。
・プラスチック製品もリサイクル。
歯ブラシやポリバケツなどのプラスチック製品は令和5年度からプラスチック・ビニール類として回収し、リサイクルしています。不燃ごみではありません。
・使用済み油はスーパーの回収ボックスへ。
市内一部のスーパーマーケット等で、廃食油を回収しリサイクルしています。油をペットボトルに詰めて店頭の回収ボックスに入れるだけ。SPOBY(スポビー)のポイントも貯まります。
(3)ごみ出しのルールを守ろう!
・ごみ出しは8時30分まで。
複合収集(ビン・カン・ペットボトルや、古布・古紙等)の日は、ごみが残っていても、一部のごみは回収済みの場合があります。
・危険物を混ぜないで!
スプレー缶やモバイルバッテリー、充電式の電子機器等は発火する恐れがあるため、絶対に可燃ごみやプラスチック・ビニール類の日に出さないでください。
■市民の皆さまへ
毎日のごみ収集は、収集業者をはじめ多くの人の支えで成り立っています。入間市は近隣市と比べ、ごみの収集回数が週6回と多く、一人当たりのごみの排出量も多くなっています。また、リチウムイオン電池の混入による発火も増えており、焼却施設で大きな火災が起きるとごみ処理ができなくなる恐れもあります。きれいな入間市とサービス継続のため、ごみを減らす・分ける・ルールを守って出すことにご協力ください。
■ごみ分別クイズの答え
(1)不燃ごみ
電池は外して有害ごみ。電池が外せない場合は必ず使い切ってから不燃ごみに捨ててください。
(2)雑がみ
お菓子の箱やトイレットペーパーの芯、紙製ファイル(金具等を外す)なども雑紙です。
※紙コップやレシート、汚れた紙は可燃ごみ
(3)プラスチック・ビニール類
50cm未満のプラスチック製品は、中をすすいでプラスチック・ビニール類です。
問い合わせ:
ごみ処理の計画やこの特集記事について…エコ・クリーン政策課
ごみの分別方法や収集について…総合クリーンセンター
