- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県朝霞市
- 広報紙名 : 広報あさか 2025年8月号
「人権尊重社会をめざす県民運動」は、さまざまな人権課題への理解を深め、「すべての県民がお互いの人権を尊重しながら共に生きる社会」の実現に向けて、県民総ぐるみで取り組む運動です。
■男女平等社会の実現に向けて
私たちの社会では、急速な社会環境の変化やそれに対応した法整備などにより、多様なライフコースの選択、女性が活躍できる環境が整ってきています。しかし、日常生活のさまざまな場面では、依然として性別による固定的な役割分業意識やそれに基づく社会慣行が根強く残っていて、自己の個性や特性を発揮できないと感じている人や不平等を感じている人などがいます。男女平等の意識づくり、男女平等が実感できる生活の実現が一層求められています。
■ネットリテラシーを身につけよう
誰でも自由に投稿や情報を発信することができるインターネットでは、真実と異なる情報や違法性のある情報が掲載されていることがあります。膨大な情報の中から、信頼できる必要な情報を見つけ出す能力と自らが発信する情報に責任を持つ姿勢が必要です。国では、令和7年4月1日にインターネット上の違法・有害情報に対する対応を強化するため「情報流通プラットフォーム対処法」が施行されました。この法律で、大規模プラットフォーム事業者には削除対応の迅速化と運用状況の透明化が義務づけられました。
■ALLY(アライ)とは
ALLY(アライ)とは、性的マイノリティを理解し支援している人、支援したいと思う人のことをいいます。ALLYになるための条件はありません。「6色のレインボー」のアイテムを身につけたりすることでALLYであることを表明することができます。ALLYの存在は、差別や偏見の解消が図られ、性的マイノリティの方々が安心して生活できる社会の実現に向けて重要な役割を果たしています。
■同和問題(部落差別)
日本社会の歴史的過程で形づくられた身分差別により、結婚や就職など日常生活の上でさまざまな差別を受けたり、インターネット上に差別的な書き込みがなされたりするなど、現在もなお、部落差別が存在することから、平成28年12月に「部落差別の解消の推進に関する法律」が施行されました。埼玉県でも、「埼玉県部落差別の解消の推進に関する条例」が令和4年7月8日施行されました。
■人権啓発・教育DVDの貸し出し
教育委員会では、人権・同和問題の理解のためにDVDソフトの貸し出しを行っています。
問合せ:生涯学習・スポーツ課
【電話】463-2920
■~人権啓発イベント「ヒューマンフェスタオンライン2025」~
詳しくは、右コードから埼玉県ホームページをご確認ください。
期間:8月1日(金)~9月30日(火)
※コードは本紙をご覧ください。
問合せ:埼玉県人権・男女共同参画課
【電話】048-830-2258
■さまざまな人権問題
・犯罪被害者、加害者、その家族へのプライバシーの侵害や中傷
・児童虐待
・HIV感染者、ハンセン病患者などへの差別
・高齢者への虐待
・障害者への差別的な扱い
・特定の民族や国籍の人々を排斥する差別的言動
・災害時における人権への配慮など
問合せ:人権庶務課
【電話】463-1738