くらし 地域おこし協力隊「カトリサーチ」

◆2024年 協力隊を振り返って
こんにちは! 年が明けて2025年が始まりました。協力隊になって8カ月がたち、香取市での日々を振り返ってみました。
4月からフルーツトマト栽培についての研修を開始。農業経験は初めてで、まずは「トマトと向き合うこと、農作業のスピードアップ、農業を通して何かをする」を目標に日々過ごすようにしました。
桃太郎トマトの栽培では夏を越える実験をしていましたが、初めての栽培管理で苦戦だらけ。ハウス内が高温になり過ぎて実がつかないこともあり、農業の厳しさを思い知りつつも、良い経験になりました。また、おためし地域おこし協力隊では参加者に収穫体験をしてもらうなど、さまざまな人たちとつながることができました。ツアーが終わっても連絡が来たりと、うれしい限りです。11月には、東京・浅草寺で香取市マルシェを行いました。初めてのマルシェで至らぬ点も多くありましたが、何とかやりきりました。
こうした経験を積み重ね、成長できたかなと思う2024年。来年度は、肥料やハウスを建てる上で必要な知識の向上と、トマトの加工について考えてみたいと思っています。地域活性化のため、香取市のイベントなどにも参加できたらと思います。今年度も活発に動いていきます!

農業振興分野隊員
福永正伍(ふくながしょうご)さん
プロフィール:令和6年度4月に農業振興分野の協力隊に着任し、農業法人でフルーツトマト栽培の研修中。

◆香取市民1年生、振り返り
昨年4月の着任からはや1年。関わってくださる皆さんの応援やサポートのおかげで、日々の活動にまい進することができています。本報告をもちまして、御礼のご挨拶といたします。
コンパスで過ごしていると、自習や音楽の練習などに来てくれる高校生と多くすれ違います。そこで私が高校生だった時分を思えば、学校外での思い出のなんと少ないこと…下校した後もこの地で学び楽しむ若人の姿は、とても輝いて見えます。生徒たちが卒業しそれぞれの道を歩み始めてからも、香取市での青春時代を少しでも思い出してもらえるように、昨年は2回ほど、市内高校での文化祭の写真や、授業・部活動での制作物をお借りし、コンパスで展示しました。普段は見る機会のない高校生活の様子に関心を持つ人は多く、生徒の作品の前では老若男女問わず足を止め、その発想力と完成度の高さに感嘆の声を漏らします。未来ある生徒たちが地域と交わり、自信や思い出を胸に抱いて成長できるよう、一助を担えれば幸いです。
協力隊活動も残すところあと2年。さまざまな人の思いや豊かな活動が伝わるべき場所に届くような、そんな活動ができればと思います。

コンパス活用推進分野隊員
橋本紗良(はしもとさら)さん
プロフィール:神奈川県横浜市出身。大学でデザイン領域から地域文化の保存・活用について学ぶ。令和6年度よりコンパス活用推進分野の協力隊として活動。