- 発行日 :
 - 自治体名 : 神奈川県平塚市
 - 広報紙名 : 広報ひらつか 令和7年10月第1金曜日号
 
◆7億700万円の健全化
市行財政改革計画(2024-2027)に基づいて、財政健全化に取り組みました。
◇主な取り組みと効果額
・歳出の削減 4億39万円
→ごみ収集業務や小学校の給食調理場業務、学校給食センターの整備・運営の民間活力の活用 3億8,705万円
→各種配布物などへの広告掲載による印刷製本費などの削減 1,334万円
・歳入の確保 3億662万円
→未利用地の売却・貸付 1億1,750万円
→ふるさと寄付金・クラウドファンディングの活用 5,563万円
→公共施設へのネーミングライツの導入 5,088万円など
問い合わせ:企画政策課
【電話】21-8760
◆ふるさと納税で約7億6,900万円の市税が流出しています
ふるさと納税は、生まれ育った故郷や応援したい他の自治体に寄付した場合に、寄付額のうち2,000円を除いた額が住民税などから控除される制度です。寄付先の自治体からの返礼品もあり、近年大変人気があります。一方で市民の皆さんがふるさと納税で寄付すると、市に納められるはずの税金が減少します。この流出額は年々増え続け、令和6年度は7億6,905万円に上ります(下グラフ)。
市の行政サービスに換算すると、年間のごみ収集経費(約5億円)と市道や道路照明灯などの修繕経費(約2億円)に相当します。本来収入となるはずの税金がなくなることは、行政サービスの質の低下につながりかねません。

◇市に寄付しませんか
制度上、返礼品の対象とはなりませんが、市民や団体・法人などからの寄付金を募っています。寄付金は使い道を指定できます。力を入れてほしい取り組みがある方は、市への寄付も考えてみませんか。詳しくは、市ウェブをご覧ください。
◆中学校完全給食始まる
・学校給食センター運営事業 53億9,841万円
令和6年9月から学校給食センターを稼働し、小学校21校、中学校15校に安心・安全な給食の提供を開始しました。
・中学校完全給食準備事業 1億2,205万円
給食受入室などの整備や必要な備品類を購入しました。
◆国際交流を深める
・国際交流活動推進事業 1,126万円
リトアニア共和国カウナス市からの公式訪問団などの受け入れや、姉妹都市提携を記念するイベント(写真)などを開きました。アメリカ合衆国ローレンス市の青少年派遣団やカンザス大学の留学生らとの交流会なども開き、親睦を深めました。
◆まちの安心・安全を守る
・常備消防事業 7,760万円
崩落監視システムや地震警報器、画像探査装置などを配備しました。
・消防車両整備事業 2億9,465万円
救助工作車、指揮車、救急自動車、消防団車両などを更新しました。
◆歳入・歳出 決算
一般会計の歳入は、1123億2845万円、歳出は1083億5625万円でした。令和7年度に繰り越した事業の財源を差し引いた実質収支は30億8771万円の黒字となりました。
◇一般会計
福祉・環境・教育・防災など、行政運営の基本的な経費の会計です。全ての人の暮らしに欠かせない分野に関わる事業の収支を表します。
(歳入)13・7パーセント増
市税が増収となった他、市債や公共施設整備保全基金からの繰入金、国庫支出金などが増加したため、総額で前年度より135億7339万円増加しました。
(歳出)13・7パーセント増
学校給食センターの完成などに伴い、普通建設事業費が大幅に増加した他、扶助費の増加傾向が続くとともに、物価高騰に伴う物件費の増加などで前年度より130億8216万円増加しました。
・人件費(4・7パーセント増)
市職員の給与や手当、退職金などにかかる費用です。前年度より7億7271万円増加しました。
・扶助費(8・5パーセント増)
児童手当の支給や保育所の運営、高齢者や障がい者への給付費、生活保護費の支給などにかかる費用です。高齢化の進展や子育て環境の整備などに伴い前年度より25億4976万円増加しました。
・公債費(15・9パーセント増)
市債の元利償還や一時的な借り入れをした場合の支払い利息にかかる費用です。前年度より9億8204万円増加しました。
・投資的経費(106・3パーセント増)
公共施設の整備などにかかる費用です。学校給食センターの完成などに伴い、前年度より63億6783万円増加しました。
○一般会計
歳入:1,123億2,845万円

○一般会計
歳出(性質別):1,083億5,625万円

金額は表示単位未満で四捨五入しているため合計額が合わない場合があります
