健康 〔特集〕いつまでも自分らしく人生を楽しむために 伸ばそう!健康寿命(1)

健康寿命とは「健康上の問題で日常生活が制限されず、元気に生活できる期間」のことをいいます。日本人の健康寿命は、平均寿命と比べて、男性で約10年、女性で約12年の差があり、多くの方がその期間を介護が必要な状態で過ごしています。
しかし、心身の機能や生活習慣を早い段階から意識し、日々の健康づくりに取り組むことで、フレイルを予防・改善し、この差を縮めることが期待できます。
市では、皆さん一人ひとりが住み慣れた地域で、自分らしくいきいきと暮らし続けられるよう、様々な支援制度を実施しています。
今回は、健康寿命の延伸に役立つ制度として、「心身機能低下の予防」、「生活習慣病の予防」、「感染症の予防」の3つの視点からご紹介します。

◆健康寿命延伸のための3つの視点
1.心身機能低下の予防
・運動機能の維持
・認知機能の維持 等
2.生活習慣病の予防
・健康診査(疾患の早期治療)
・生活習慣の改善 等
3.感染症の予防
・ワクチン接種 等

令和4年富山県内の平均寿命と健康寿命

〈引用:厚生労働省 第4回健康日本21(第三次)推進専門委員会「健康寿命の令和4年値」について〉

◆「フレイル」とは
加齢とともに心身の機能や活力が低下した「虚弱の状態」のことをいい、健康な状態と介護が必要な状態の中間の段階を表します。フレイル予防が健康寿命延伸の第一歩です。

年齢を重ねても、「まだできる」「もっとやれる」ことは、たくさんあります。市では、元気な今を大切にしながら、『これからの10年』を見据えた介護予防の取り組みを進めています。いつまでも健康で自分らしく暮らし続けるために、できることから始めてみませんか?

1.心身機能低下の予防
◆『聴こえ』が変われば、暮らしが変わる『高齢者補聴器購入助成制度』
補聴器を活用することで積極的な社会参加につながり、認知症予防やフレイル予防にもつながります。
対象者:市内に1年以上在住の65歳以上の方で、聴力レベル等の要件を満たす方
助成内容:補聴器購入費用の2分の1(助成上限額あり)
*令和7年4月1日以降に購入した補聴器が対象です。
*事前に福祉課にご相談ください。
申請方法:申請書兼実績報告書に必要書類等を添付して申請してください。詳しくは市HP(ホームページ)をご覧ください。

問合せ:福祉課
【電話】54-2502

◆からだを動かして、いきいきと!『介護予防教室』
市内在住の65歳以上の方を対象に、運動や認知症予防、外出訓練等、様々な教室を開催中です。教室に参加することで、フレイル予防に必要な知識や実践的な方法を学び、日常生活に役立てることができます。
現在募集している教室は、市HP(ホームページ)からご確認ください。

◇教室の例
・輝くシニア教室(ヨガを取り入れた体操)
・水中筋トレ教室
・水中ウォーキング教室
・元気湧くわく教室(転倒予防・筋力低下を防ぐ体操など)

◆地域で支え、支えられる『通いの場・支え合い活動』
◇通いの場とは
通いの場は、高齢者をはじめとした地域の皆さんが介護予防や健康づくりのために、地域のなかで気軽に参加できる場所です。地域の皆さんが主体となり、公民館や空き家を活用して、週1回以上、体操を中心にレクリエーションや脳トレ、座談会などを行っています。
市では通いの場の開設や運営を支援しています。市内の通いの場について、詳しくは市HP(ホームページ)をご覧ください。

◆介護支援サポーターポイント事業
市内介護施設でのボランティアや通いの場の活動を行うことによってサポーターポイントが付与され、1ポイント100円分を最大5,600円まで貯め、換金することができる事業です(換金には5ポイント以上が必要です)。
対象者:市内在住の40歳以上の方
*詳しくは市HP(ホームページ)をご覧ください。

◆地域支え合い推進員養成講座 受講者募集!
「支え合いの地域づくり」について一緒に学びませんか。どうぞお気軽にご参加ください。

会場:市役所2階会議室
対象者:市内在住の方
定員:20名
*先着順
申込期間:8月1日(金)~15日(金)

申込み・問合せ:福祉課
【電話】54-2502

◆〔紹介〕生地地区の通いの場「たかおかや」(上町公民館)
活動場所:上町公民館
開催日時:毎週火曜日午後
活動内容:健康寿命延伸運動、健康講話 等
活動人数:約20名

◇利用者の皆さんの声
・足の痛さが改善されて、歩くのが苦ではなくなった!
・みんなと会っておしゃべりするのが楽しみ!
・みんなに元気をもらえる!
・毎週通うのが習慣になった!