くらし 〝いま〞をお届けする やまなし県政ニュース

■01ーブランド価値向上
山梨のブランド価値向上に向けてクリエイティブプロデューサー委嘱 水素キャラクターを披露
県は、山梨のブランド価値向上や県政の認知向上に向けた助言などを行う「山梨県クリエイティブプロデューサー」に、県内在住のデザイナー中野シロウさんを委嘱しました。
中野さんは、これまで日清チキンラーメンの「ひよこちゃん」などのキャラクターデザインや企業の商品プロデュースを数多く手掛けています。
4月10日にあった委嘱式では、水素エネルギー分野のトップランナーである本県の取り組みを発信するシンボルとして、中野さんが考案した水素キャラクターが披露されました。中野さんは「このキャラクターがたくさんの方に長く愛され、山梨の水素技術が世界中に普及していくことを期待しています」と述べました。今後、米倉山次世代エネルギーPR施設「きらっと」(甲府市)などで幅広く活用していく予定です。
委嘱式で長崎知事は「中野さんのお力を借りながら、山梨県をもっと面白く、もっと魅力的な場所にしていきたい」とあいさつしました。

■02-GX推進
脱炭素社会の実現に向けて新たな組織を設立
グリーントランスフォーメーション(GX)の取り組みを県内中小企業で進めてもらうことを目指し、県は4月17日、金融機関や商工団体、設備工事業団体をメンバーとした、やまなしGX推進コンソーシアムを設立しました。
GXとは化石燃料をできるだけ使わず、クリーンなエネルギーを使っていく社会や経済に変えていくための取り組みのことです。
これまで中小企業では、資金や人材、情報不足などが原因でGXが進んでいませんでした。関係団体の人材やノウハウ不足などにより中小企業への支援が難しいことも要因となっています。
今回、新たに設立した組織は、関係団体が連携し、それぞれが持つ知恵と力を結集します。中小企業のGXを支援する専門人材の育成や企業の個別ニーズに応じた支援を行っていきます。
県は、今後コンソーシアムを中心にGXを加速させ、地域の脱炭素化と県内経済の活性化の両立を目指していきます。

■03ー官民連携
地域課題解決で官民がタッグセンターを設立
人口減少や少子高齢化などにより、地域課題は多様化、複雑化しています。県と山梨中央銀行は4月1日、地域課題を官民連携で解決する(一社)やまなしソーシャルイノベーションセンターを甲府法人会館(甲府市)内に設立しました。
本県には、交通弱者対策や中小企業の人材確保などの課題があります。こうした課題には行政だけでなく、民間事業者のデジタル技術や独自のノウハウを活用することが重要です。行政と民間が課題やアイデアを共有し、新たなビジネスを作り上げる支援を行っていきます。センターに派遣された県と山梨中央銀行の職員が、それぞれのノウハウやネットワークを最大限に活用し、地域課題の解決と新たなビジネス創出による地域経済の発展を実現します。