- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県須坂市
- 広報紙名 : 広報須坂 令和7年10月号
【特別会計】
特定の事業を行うために、一般会計と分けて設置している会計です。
国民健康保険
介護保険後
期高齢者医療
決算状況
・国民健康保険
万が一の病気やけがなどに備え、地域に住む加入者の皆さんが国民健康保険税を負担し医療費に充てる相互扶助制度です。職場の健康保険や後期高齢者医療制度などで医療を受けている方を除き、全ての方が加入し「国民皆保険制度の要」といわれます。
県が財政運営の責任主体として会計の安定化を図り、市は被保険者の資格管理、保険税の決定、賦課・徴収、保険給付などを行っています。
・介護保険
介護が必要になっても、住み慣れた地域で安心して生活できるよう、介護が必要な人とその家族を社会全体で支えていくための公的介護保険制度です。
40歳以上の方を加入者(被保険者)とし、被保険者の皆さんからの保険料と公費(税金)を財源として運営しています。
・後期高齢者医療
75歳以上(一定の障がいのある65歳以上)の方は、後期高齢者医療制度に加入し医療を受けています。
2008年度から始まった制度で、医療費に充てるため、加入者の皆さんから後期高齢者医療保険料を徴収し、事務処理を担当する県広域連合へ納付しています。
◆国民健康保険
◇歳入の内訳
歳入総額は前年度に比べて1・0%の減で、4982万円減少しました。
県からの支出金は、33億5321万円で収入総額の70・8%を占めています。
前年度に比べて、国民健康保険税は1252万円減少し、繰越金は945万円減少しました。

◇歳出の内訳
歳出総額は前年度に比べて1・8%の減で、8486万円減少しました。
保険給付費は、支出総額の約71・2%を占めています。
歳出は、医療費水準や所得水準に応じて県へ納める国保事業費納付金、一般事務費、基金積立金、保健事業費などで構成されています。

◇1人当たりの医療費は県内平均額を下回る
被保険者1人当たり医療費の速報値(2025年7月時点)では、40万8103円で、前年度に比べて1万1450円増加しています。
県内77市町村の中では、高い方から44番目に位置しています。また、県内市町村平均額と比較すると、9983円低くなっています。
※2024年度の金額は速報値(2025年7月時点)のため確定ではありません。
1人当たり医療費の推移

問合せ:医療保険課
【電話】026-248-9034
◆介護保険
◇歳入の内訳
歳入総額は前年度に比べて3・5%の増で、1億6350万円増加しました。
第1号被保険者※保険料は、前年度に比べて1・3%の増で1213万円増加しました。
※第1号被保険者…65歳以上の方
第2号被保険者…40歳~64歳の医療保険に加入している方

◇歳出の内訳
歳出総額は前年度に比べて4・5%の増で、2億527万円増加しました。
各種介護サービス費である保険給付費は、4・8%の増で、2億41万円増加、介護予防事業や地域包括支援センターの運営費などの地域支援事業費は7・7%の増で1987万円増加しました。

◇介護保険運営における今後の見込み
市の高齢化率は全国平均より高く、長野県平均と同程度です。一方、要介護認定率は全国平均と比べて4・5ポイント、長野県平均と比べて2・2ポイント低く、「元気な高齢者が多い」という特徴があります。
しかし、要介護認定者数や1人当たりの給付額は増加傾向にあり、今後も介護サービスを利用される方の増加が見込まれます。
介護予防事業などの各種サービスの充実に努めてまいりますので、市民の皆さまのご理解とご協力をお願いします。
第1号被保険者 要介護認定率の比較
2025年4月末時点
全国…19.7%
長野県…17.4%
須坂市…15.2%
「須坂市には元気な高齢者が多いんだね!」
問合せ:高齢者福祉課
【電話】026-248-9020
◆後期高齢者医療
◇歳入の内訳
保険料と、事務費に対する一般会計からの繰入金が主なものです。
◇歳出の内訳
徴収した保険料の納付と、徴収事務や保険証の郵送などの総務費を支出しました。
このほか、一般会計から、後期高齢者医療費の市負担分として療養給付費負担金5億2173万円、広域連合の運営費として負担金2220万円を長野県後期高齢者医療広域連合へ支出しました。

◇後期高齢者医療費の状況
2024年度の被保険者数は、前年度比377人増の9593人でした。1人当たりの医療費は80万8685円(県内19市の中で低い方から3位)、前年度比2・1%の増で、1万6799円増加し、県平均86万9408円を6万723円下回っています。
1人当たり医療費の推移

問合せ:医療保険課
【電話】026-248-9034
問合せ:財政課
【電話】026-214-5029
