くらし 久保田市長の全力投球 第49回

■未来へつなぐAIオンデマンド交通
「バスの本数が少ない」「家の近くにバス停がない」「運転手不足で運行が難しい」など、さまざまな声をいただいています。全国的な課題ですが掛川市でも移動に関する悩みは尽きません。

■「乗りたいとき」に「行きたい所」へ
そこで、今年から新しい公共交通サービス「AIオンデマンド交通」を始めます。これは、アプリや電話で予約するとAIが最適なルートを計算し、みなさんの家や目的地により近い場所まで迎えに来てくれるシステムです。時刻表に縛られず、まるでタクシーのように利用でき、他のお客さんと相乗りすることも可能です。

■10月から桜木地区にて実験します
まずは今年の10月から翌年1月まで、桜木地区でこの実験を実施します。この期間中、これまで桜木地区を走っていた自主運行バスは、この新サービスに切り替わりますのでご注意ください。桜木地区以外の方も利用でき、現在、無料キャンペーンも計画中です。ぜひ一度体験してみてください。

■持続可能な未来へ
私たちが目指す「持続可能なまちづくり」は、利用者が少ないからといって、すぐに廃止するような考えではありません。ただ諦めるのではなく、テクノロジーと私たちの知恵を使って、これまでのものを新しい形へ作り変えていくことだと考えています。
誰もが通院や通学、買い物など、移動に関して不安を感じることなく生活できるようになること。そして、安心して運転免許を返納できるようになること。そんな未来を掛川市で実現するために、これからも挑戦を続けていきます。AIオンデマンド交通が、みなさんの生活をより豊かにする一歩となることを願っています。