健康 【特集】「もしかして…?」から始める認知症のいろは(3)

■認知症になっても
~様々な場面でサポートします!~
「1人で住んでいて生活が不安」「認知症の家族とどう接すればいいのか分からない」「友人や知人と疎遠になり、孤独を感じる」などなど、認知症になった人や家族には様々な不安があります。
市には、認知症の人や家族をサポートする様々な地域サービスがあります。例えば、認知症の人やその家族が気軽に集える「認知症カフェ」は、認知症の当事者同士はもちろん、地域の人とつながるきっかけにもなります。「家族の会」は、認知症の人の介護をしている家族に気軽に参加してもらいたい場です。今回、この2カ所を訪れ話を伺いました。

◇地域サービスの例
~みんなで支え合うために!~
・認知症カフェ
・認知症介護家族の会
・みくりや安心だねっと
・見守りネットワーク
など

◇気になる時の 最初の窓口
~なんでもご相談ください!~
地域包括支援センター
・御殿場十字の園(御殿場地区)
【電話】84-5950
・さくら通り(御殿場地区)
【電話】70-3331
・菜の花(玉穂・高根地区)
【電話】70-6804
・あすなろ(原里・印野地区)
【電話】89-7929
・富岳(富士岡地区)
【電話】87-6873

広報ごてんば8月5日号もご覧ください

認知症に関する知識・制度・サービスをまとめたケアパス「みくりやあんしん手帳」を改訂しました。市HPで見られるほか、医療機関や市役所各支所などでも配布しています

◇認知症カフェ・ふれあいカフェかわしまた運営:グループホームかわしまた
ホーム長:鳥原(とりはら)啓司さん
川島田809-1
【電話】81-4812
毎月第1木曜・第3土曜日 午前10時〜午後3時開催(無料)

認知症の人やその家族、年齢を問わず誰もが気軽に集い、月2回、事業所の中庭でお茶を飲みながら語り合える無料の交流の場です。
介護や認知症に悩む人への相談や、囲碁の会などの交流も行っています。参加者は、近隣の高齢者や介護に悩む人、当施設入居者の家族、他の施設の利用者など様々です。
私たちは普段「認知症の人」と意識することなく接しています。笑顔で過ごされる様子に元気を貰い温かい気持ちになる場面も多く、出来ないことを気にするより、出来ることの素晴らしさを感じています。認知症の介護に1人で向き合っている人や、最近家族がちょっと気になると感じている人にも気軽に訪れて欲しいです。((株)日本ケアクオリティ)
*認知症カフェは、市内4カ所で開催しています。

◇認知症介護 家族の会
運営:晴れテラスごてんば

役員:渡辺 英一(えいいち)さん
中山455-6
【電話】98-8963
毎月第3木曜日 午後1時〜3時開催(無料)

家族同士が近況や経験談をざっくばらんに話し、共有や共感をする場です。ここの目的は、悩みの解決ではありません。認知症のことを理解している経験者に話を聞いてもらうことで、ストレスの解消や精神的負担を減らす場にしたいと考えています。
この会自体、ご家族の要望の声が発端となりました。勉強会や試行錯誤を繰り返し、ご家族と協力しながら10年ほど前に立ち上げました。参加しているご家族からは、「この会があってよかった」「救われた」などと言ってもらえます。
実際に話を聞くと「将来的に」ではなく「今が」大変だという人がすごく多いです。中には1人で抱えている人もいると思います。話すことで少しでも楽になれるかもしれません。抱えていること、私たちに教えてください。