くらし 【特集】泗水十貨店(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県四日市市
- 広報紙名 : 広報よっかいち 8月上旬号NO.1674
【「四日市を贈る。」をコンセプトに、市内の厳選された商品をブランド化】
■特別なこだわりで、特別なひとときを
泗水十貨店は、泗水(四日市)のこだわりをお届けするため、厳選された特産品(十貨)を取り扱う商店をイメージし、新たに誕生した地域ブランドです。
令和2年から市場調査や期間限定販売を重ね、令和7年6月に正式販売を開始。現在は20品を販売し、お茶や和・洋菓子、手延べ麺といった食品だけでなく、四日市萬古焼や日永うちわなどの工芸品も取り扱っています。
作り手の想いがこもった逸品たちが、手に取るあなたに、至福のひとときをもたらします。
「四日市の良さを実感できるものとして、自分へのご褒美やお土産、手土産に楽しんでもらいたい。」という想いが込められた泗水十貨店の良さを記事にするため、利用者の生の声を知りたい。そんな想いのもと、広報よっかいち編集部では、限定体験会を6月28日に開催しました。
材料から包装までこだわった品々を担当者の説明と併せて体験し、参加者からは「お盆に帰省するときに実家に買っていこうかな」「20種類もあるのは知らなかった」など、さまざまな声が上がりました。
▽四日市で見つけた、逸品。このまちに息づく確かな品質を、日常に取り入れてみませんか。
まず、参加者は泗水フィナンシェや果のまま梨贅沢タルトなどのお菓子を試食。「かぶせ茶の甘味が美味しい」「泗水ようかんのコーヒー味が好き」などの声と共に、笑顔が広がります。
令和5年から期間限定販売をしてきたこともあり、参加者の多くがすでに泗水十貨店の商品を購入済み。中には「濃い抹茶グリーンティや四日市カステラ、焼きかぶせ茶菓子などを買いました。今回は茶房露(ちゃぼうろ)がお目当て」と話す熱心なファンも。茶房露には一番茶が練り込んであり、その風味が日本酒にも合うことを知ると、「お酒のつまみにしてみたい」と意外な楽しみ方に驚いていました。
ご存じなが餅は、定番と季節限定の詰め合わせを用意。牛の舌に似ていることから「牛の舌餅」の別名も。その話をしたら、舌に見立ててポーズをとってもらえました。四日市らしいお菓子に身も心もほぐれてきたようです。「なが餅のもちもちした食感が舌に残る」と、舌触りも含めて大好評でした。
3種類の味がある鯨船もなか。鳥出神社の鯨船がもなかに刻印されているのを知ると、参加者は興味深そうに観察しています。刻印だけではなく、サクサク食感のもなかに、食べる直前に好きな餡を挟んで楽しめるのが特徴。
「はちみつ味が甘さのバランスが良い」「かぶせ茶味が四日市らしくて好き」「大納言餡がもなかには合う」など、参加者もそれぞれのお気に入りの味を見つけていました。
お菓子以外にも泗水十貨店には、ご飯のお供にぴったりなゴロゴロ椎茸入りあおさのり佃煮やつける酒粕、伊勢水純正胡麻油などもあります。「つくだ煮がご飯にぴったりで、家でも食べたい!」と話す小学生や、「ごま油はご飯に直接かけると香りが立って、卵をのせて朝食にしたい」「ごま油の香りが濃厚」「ご飯、肉、野菜など、いろいろなものにかけて、普段とは違う味を試してみたい」という人もいて、日々の暮らしの中で少し上質な四日市の味を楽しめるのが、泗水十貨店の魅力のようです。
手延そうめんも人気で、大人はもちろんこどもたちもつるつると美味しそうに味わっていました。
「今後も暑い日が続きそうなので、さっぱりとした冷たいそうめんを食べて、この夏を乗り切りたい」という声のとおり、暑い日には特に食欲をそそる逸品です。