くらし 小竹篤市長の変革のスイッチ Vol.05

■中学生の「ひと夏の経験」

市では、豊かな経験を積んで見識を広めてもらうため、夏休みの中学生体験プログラムを充実させています。
▽サンタバーバラ市中学生派遣・招致事業
国際姉妹都市提携を結んでいるサンタバーバラ市との中学生の交流事業は、歴史を重ねて、今年31回目となり、累計120人の派遣交流を行ってきました。
毎年4人の中学生が交換留学しており、まず、約10日間のサンタバーバラでのホームステイを経験し、折り返してサンタバーバラの留学生を約10日間受け入れてもらっています。
ハードな日程ですが生徒たちには大変刺激になり、その後の人生に大きな影響を受ける人も少なくありません。

▽パラオ中学生派遣事業
パラオ共和国への中学生派遣事業は、志摩市と合同派遣団を組んでおり、今年で2回目です。市が進めている英語検定の3級取得を申し込み条件とするなど、狭き門を通り抜けた4人を5泊6日の行程で派遣しました。
パラオは「海洋教育」「平和教育」「異文化理解」など、“目からうろこ”の教材の宝庫です。帰国報告会に臨んだ中学生たちの達成感にあふれた表情や、自らの体験に裏付けられた言葉には大変感動しました。

▽離島甲子園大会
「離島のこどもたちに交流の場を!」と村田兆治氏が提唱して始まった全国離島交流中学生野球大会、通称「離島甲子園」に今年も離島在住の野球部員14人を派遣しました。
今年は沖縄県の宮古島で実施され、24チームが参加しました。「離島に生まれたことをハンデと思わず、誇りに思う」という選手宣誓が心に響きました。