- 発行日 :
 - 自治体名 : 兵庫県姫路市
 - 広報紙名 : 広報ひめじ 2025年11月号
 
子どもたちにとってより良い教育環境をつくるための、小中学校の適正規模・適正配置について、方針や考え方を紹介します。
■取り組みの背景
近年、急速な人口減少・教職員の不足・学校施設等の老朽化の課題が教育環境に影響を及ぼしています。これらの課題に対応するため、本市では小中学校の適正規模・適正配置の取り組みを進めています。
▽取り組み(1) 一定規模の児童生徒集団を確保
学校とは学力だけでなく、安心できる環境で、豊かな人間性や社会性、協調性をバランスよく身に付け、たくましく生きるための力を育む場だと考えています。この「生きる力」を身に付けるためには、さまざまな意見や考え方を持った仲間との交流を通して、価値観の違う人とも共生できる協調性や社会性を身に付けていくことが重要です。そのためには一定規模の児童生徒集団を確保し、少子化に対応した活力ある学校づくりを行うことが必要です。
▽取り組み(2) 教職員の体制を維持・強化
経験年数や専門性、男女比などのバランスを考慮して教職員を配置。人材を集約し、体制の維持・強化を図ります。
▽取り組み(3) 施設の安全・安心を確保
本市では、約8割の学校施設が築40年以上となっています。子どもたちが安心して学べるよう、適切な維持管理に努めます。
■子どもたちの未来のために
本市では、令和2年に姫路市立小中学校適正規模・適正配置基本方針を策定。少子化が想定以上の早さで進行する中、7年3月には基本方針に基づいて、「適正規模・適正配置の基本的な考え方」を整理し、公表しました。
今後も、小中学校の規模・配置の適正化の取り組みを進めることで、将来にわたって持続可能で質の高い「子ども中心」の学校教育を提供し続けます。
適正規模・適正配置の基本的な考え方や統合対象の該当校について、詳しくはウェブサイトで確認を!
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■教育フォーラムを開催しました
8月29日、イーグレひめじあいめっせホールで、本市の教育や子どもの成長を支える社会を考える「姫路市教育フォーラム~未来をひらくふるさと姫路の人づくり~」を開催しました。
第1部では、山田副市長と久保田教育長が市の教育方針や教育施策、小中学校の適正規模・適正配置について説明。第2部では神戸親和大学学長の松田恵示さん、姫路市連合PTA協議会顧問の竹内有希さん、清元市長、久保田教育長の4人が、「こどもまんなか」の学びなどについてパネルディスカッションを行いました。
■統合の対象校

問合せ:教育企画室
【電話】221-2773
