- 発行日 :
- 自治体名 : 鳥取県倉吉市
- 広報紙名 : 市報くらよし 2025年8月号
■~古代の土木工事を地元小学生が体験~史跡大御堂廃寺跡「礎石移動体験」
◇6月27日(金)
史跡大御堂廃寺跡歴史公園で、上灘小学校に保管されていた同寺礎石を発掘場所に移動させる体験イベントが開催され、同校5・6年生82人が参加しました。礎石は同寺が建立された約1300年前と同様に、丸太に乗せた「修羅」と呼ばれる木そりを児童が交代で引っ張り、約40mを移動。6年生の柿本彩華(かきもとあやか)さんは、「とても重かったけど、皆で力を合わせると早く進みました。昔の人の発想力はすごい」と感心したように話しました。
■~倉吉をゆっくり巡る新しい移動手段~グリーンスローモビリティ開始式
◇7月2日(水)
白壁土蔵群周辺の景観を楽しみながらゆっくりとお出かけができる、小さな電動車・通称“グリスロ”の本格運行が始まりました。この日は、広田市長、日ノ丸ハイヤー株式会社岡社長、打吹つながるモビリティ運営協議会寺谷会長など、運行関係者が試乗しました。運行を担う地元ドライバーの仲倉文夫(なかくらふみお)さん(70歳)は、「地元の人にも買い物などで気軽に乗車してほしい」と、笑顔でハンドルを握りました。今後、地域に愛される乗り物になるよう運行される予定です。
■~90年前の茶会を再現~文化財指定庭園保護協議会「環翠園」視察
◇7月4日(金)
文化財指定庭園保護協議会の第62回総会に合わせ、国登録記念物・鳥取県指定名勝である小川家庭園「環翠園」で、90年前の茶会が再現され、全国から115人が参加しました。茶会では、茶道裏千家淡交会倉吉支部の有志が当時の茶会で使われた茶道具や茶碗(ちゃわん)などを用い、参加者に丁寧に抹茶を振る舞いました。参加者は、庭園や茶碗についての解説に耳を傾けながら、抹茶をひと口、またひと口と味わい、庭をめでながら優雅なひとときを過ごしました。
■~地元食材を試食して地域の豊かさを実感~食のワークショップ
◇7月5日(土)、6日(日)
倉吉すいかや鹿肉などを使った講師オリジナルレシピ約20品を調理し、地元食材の魅力や新しい食べ方の発信を目指すワークショップが上灘コミュニティセンターで開かれ、約20人が参加しました。菓子製造販売を営む40代女性は、「メニュー開発の参考になった。自分だけではできないが、さまざまな人がつながればスイカでまちおこしができるイメージを持てた」と感謝を語りました。レシピは、順次レシピ共有サイトで公開されます。