- 発行日 :
- 自治体名 : 山口県長門市
- 広報紙名 : 長門市広報 知っちょこ 令和7年7月号
■子どもたちの笑顔と美しい風景を守りたい~バトンとダンスで広がる地域とのつながり~
B-t history(ビートヒストリー)
樹歩美(きほみ)さん
◇長門市に移住したきっかけは?
遠い夢ではありましたが、もともと穏やかな場所で暮らしたいという思いがありました。コロナ禍で、運営していたバトンとダンスの教室「ビートヒストリー」が一時休みになり、ドライブで訪れたのが長門市でした。黄波戸温泉が休館だったため、俵山温泉に向かう途中に、日置地区の開けた農村の風景を見た瞬間、運命的なものを感じたんです。そこから少しずつ移住を考え始め、何度か訪れるうちに人の温かさにも惹かれ、自然と移住を決めていました。
◇ビートヒストリーを立ち上げたきっかけは?
学生時代に器械体操をしていて、その後、始めたバトンやダンスを地元のイベントで披露した際、子どもたちから「やってみたい」と声をかけられたのが始まりです。その後、山口きらら博の「宇部市の日」で子どもたちと一緒にダンスを披露し、博覧会後も「続けたい」という声から教室を開くことになりました。以来20年以上、宇部市を拠点に指導を続けています。
◇長門市ではどのような活動を?
昨年の6月から、「ビートヒストリー」長門教室を開校しました。宇部の教室に通っていた長門在住のご家族から「長門でも教えてほしい」と声をかけていただき、今は月に3回レッスンを行っています。
◇長門市の魅力は?
風景はもちろん、人が温かいですね。何も理由がいらないほど、「好き」という気持ちが自然と湧いてくる場所。温泉の泉質も素晴らしく、生活の中で幸せを感じる瞬間がたくさんあります。叔母も一緒に移住してきましたが、叔母も幸せそうに生活している姿を見ていると、改めてここに来て良かったと感じています。
◇これからの目標は?
バトンとダンスを通して、地域に貢献していきたいです。子どもたちの笑顔や、美しい長門の風景を次の世代にもつなげていけるような活動ができたらいいなと思っています。今後はもっと地域の方々とも関わり、幅広い世代が楽しめる場づくりに挑戦していきたいと思っています。