- 発行日 :
- 自治体名 : 山口県長門市
- 広報紙名 : 長門市広報 知っちょこ 令和7年11月号
■[特別企画]伝説の家政婦
ながとフードアンバサダー タサン志麻さん
いよいよ最終回。志麻さんが語る「これからのこと」——さまざまな経験を重ねた今、志麻さんが大切にしている、自分らしく進むこれからの道について語っていただきました。
◇Vol.IV「私のこれから」
この先何をやりたいか、よく聞かれることがあります。今までの私の人生はまっすぐに進んできたわけではありませんでした。それでも心の真ん中にはいつもフランス料理があり、会話や笑顔の絶えない食卓があり、そこからブレたことは一度もありませんでした。
レストランでがむしゃらに働いていた自分、家政婦としてたくさんの家庭で作り置きをしていた自分、テレビや出版の仕事をしている自分、そして田舎に移り住み自然の中で生活を始めた自分、、、どの瞬間も自分の好きなことや心が動くことを一生懸命やってきたからこそ、自分に嘘をつかず、後悔のない人生を送れているような気がします。
挫折や失敗もたくさんありましたが、すべての経験が今につながっています。これから先、自分に何ができるか、何がやりたくなるかはわかりません。今までにやったことのないことに挑戦するかもしれません。それでもフランス料理から学んだ食事の時間の大切さ、料理の楽しさ、人と人をつなぐ食事を軸にして、今までと変わらず進んでゆくのだと思います。
私は35歳になるまで、ずっと悩んできました。大好きなフランス料理を仕事にしているはずなのに、レストランで働いている時は、自分が何をしたいのかわからなくて、ずいぶん悩みました。それでも逃げずに悩んできたこと、自分のモヤモヤする気持ちに正直に向き合ってきたおかげで、家政婦という仕事に出会い、テレビや本の力でたくさんの人にフランス料理のすばらしさを伝えることができるようになりました。
世の中に自分はたった一人だけ。
人と比べたり、比べられたりすることの多い日本の社会で、自分らしさを大切にするということはフランスから学んだ一番大切なことです。
長門市公式Youtube
タサン志麻のふるさとめぐり(前編・後編)公開中!
■長門市地域おこし協力隊 通信
◇有機稲作推進拡大事業担当
田中(たなか)裕一(ゆういち)隊員
こんにちは。「有機稲作推進拡大事業」担当として、4月に着任した田中裕一です。
「オーガニックビレッジ宣言のまち」ここ長門市で、伊勢神宮生まれのお米「イセヒカリ」を、化学肥料と農薬を使わない有機農法で栽培できるよう、地域の皆さんから温かいご指導ご支援をいただきつつ、日々取り組んでいます。
有機農法については、「地球と健康には優しいが、草との戦いがエラい。そこまで『化学肥料ナシ、無農薬』にこだわらんでも…」などの声も聞かれます。しかし、ここで稲作作業の傍ら、「化学肥料、農薬、種子の自給率は1割未満」という日本の現状を学び、「将来にわたり、安心安全なお米を生産供給していくために有機稲作は不可欠。その方法を編み出すことが私達の使命」と納得確信できました。
これからも、有機稲作の技術習得、推進拡大に努め、長門市の役に立てればと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
問合せ:企画政策課政策調整班
【電話】23-1116
■生涯「健幸」で元気に暮らせるまちをめざして
◆11月は、ながと健幸百寿プレミアム月間~糖尿病を予防しましょう~
糖尿病は血糖をコントロールするホルモンであるインスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖が増えてしまう病気です。血糖値が高くなると、「喉が渇く」「尿の回数が増える」「体重が減る」といった症状が現れることがありますが、糖尿病は初期の段階では自覚症状が現れにくいです。血糖値を高いまま放置すると、血管が傷つき、心臓病や失明、腎不全、足の壊疽といった合併症につながります。定期的に健診を受診し、規則正しい生活習慣を心がけ、糖尿病を予防しましょう。
◇糖尿病を予防する日常生活の注意点
・3食バランスよく食べ、間食は控えめにする
・食事は野菜から食べる
・ゆっくり、よく噛んで食べる
・揚げ物や炒め物など油っぽい食事は控えめにする
・嗜好飲料、アルコールの摂りすぎに注意する
・適度な運動をする(目安 1日10~30分、週3日以上)
問合せ:長門市保健センター
【電話】23-1133
