くらし 島おこし協力隊活動報告

■魚島離島留学
◇「手巻き寿司」と「大豆の煮物」
季節の移ろいは早いもので、新年を迎えたと思ったら、もう立春も過ぎて魚島小・中学校の校庭にある梅の花は三分咲き、間もなく桜の季節となりそうです。
2025年の節分は暦の関係で1日早い2月2日でした。魚島では節分に目付き鼻突きを玄関に魔除けとして掲げます。よく聞く柊と鰯の頭と同じ意味ですが、所変われば品変わる!で、私は初めて見ました。節分の当日、さざなみ寮の夕食は、「手巻き寿司」と「大豆の煮物」でした。留学生(7名)は、それぞれが好きな具材をお好みで巻いて、恵方を向いて心の中でこれから1年の抱負や願いを祈りながら全員が黙々と食していました。何を祈っていたのでしょうか?…今後も季節を示す二十四節気(にじゅうしせっき)や雑節(ざっせつ)を大切にしながら、学んでいきたいと思っています。

担当:ハウスマスター 岩谷弘一

■公営塾
◇数学の土台をしっかりと
ゆめしま未来塾の辻村です。今年1月から、高校1年生向けに数学基礎講座を開講しました!
突然ですが、町の皆さんは学生時代、数学はお好きでしたか?得意だった方もいれば、苦手で苦労した方もいらっしゃるかもしれませんね。数学は積み重ねが大切な教科で、基礎がしっかりしていないと、学年が上がるにつれて「わからない…」が増えてしまいます。特に計算力や基本的な考え方が身についていないと、応用問題を解くのも難しくなります。そこで、今回の講座では、数学の土台を固めることに重点を置き、計算の基本や重要な考え方を丁寧に学んでいます。ゆめしま未来塾では、基礎をしっかり身につけることを大切にしながら、塾生たちが自信を持って学びを進められるようサポートしています。今後も、地域の皆さんとともに、子どもたちの成長を支えていければと思います。

担当:ゆめしま未来塾 辻村大樹

■鳥獣対策ジビエ振興
◇あたふた日記(7) 肉食万歳!!幸せ気分?!
鳥獣被害対策・ジビエ振興担当の藤原でございます。
この間年が明けたかと思うと、もうめっきりと春の訪れですね。今年は年明けから、やけに肉食生活が続いています。お付き合いの機会も多く、焼肉・焼き鳥・お鍋、そして市場調査も兼ねてシシ肉・シカ肉・キジ肉の試食などなど…。違った意味で“肉食系男子”になっています。肉食は不健康の代名詞として忌避される一面がありますが、よくよく考えるとお肉を食べると幸せになります。「なんじゃそりゃあ~。」と言う方もいるかと思いますが、実は根拠があります。お肉に多く含まれるトリプトファンとビタミンB6は体内で幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」という物質が作られます。セロトニンは怒り・焦り・不安を抑制して精神を安定させる働きがあり、ほっこりとした気持ちになり幸福感を得ることができるそうです。特にイノシシ肉は、普通のお肉よりビタミンB6、B12が豊富なため、疲労回復+幸福度倍増!!「爆食ジビエ万歳~」って感じです。
先日久しぶりに元同僚に会った時、「最近、藤原も“丸く”なったね。」と言われました。上島町に移住して早や2年、人として一回り大きく成長したのかな…?「もしかして、体型のことかぁ?!」
合掌

担当:鳥獣対策ジビエ振興 藤原隆司