くらし うちこ往来

■アートの魅力は言葉の壁を越えて 自由に表現する楽しさを学ぶ特別授業
ロサンゼルスで活動する画家のデイビッド・マーティンさんによる特別授業が5月22日、五十崎小学校4年生を対象に行われました。「創作活動は秘めた力を見つける方法の一つ」と教わった児童らは、線や図形でできた抽象画の黒板アートや、動物を描いたポストカードを制作しました。中山遼祐(りょうすけ)さんは「どんな作品になるかわくわくして、もっと描いてみたいと思った」と話しました。

■青少年の心豊かな成長を願う講演会「自分で限界を決めるな~夢は必ずかなう~」
町内中学生に向けた「青少年健全育成講演会」が5月26日、共生館で開かれました。講師はバレーボール男子全日本代表監督を務めた植田辰哉(たつや)さん。「幹が大きいほど葉も育つ。仲間と意見を言い合い、判断を重ねることで幹は太くなる」と、成長のためのアドバイスを送りました。大程愛華(あいか)さん(大瀬中3年)は「リーダーの経験談に勇気をもらい、背中を押された」と振り返りました。

■歌に踊り、自慢の芸を熱演 文化協会五十崎支部「第45回芸能発表会」
内子町文化協会五十崎支部の芸能発表会が6月1日、共生館で開かれました。五十崎中学校吹奏楽部による演奏で開会し、続いてフラダンスや日本舞踊など、同協会所属の10団体・延べ約120人が練習の成果を披露。和太鼓集団「和達」の演奏では、観客も一緒に手拍子をして盛り上がりました。またロビーでは「さつき展」も同時開催され、芸能の祭典に花を添えました。

■新緑の小田深山渓谷で「放流祭」 渓流を象徴するアマゴの稚魚1万匹を放流
アマゴの放流体験を通して自然を楽しむ「放流祭」が6月1日、小田深山渓谷で行われました。アマゴは水温の低い川でしか生息できず、渓流を象徴する魚といわれています。町内外から参加した親子連れなど約100人は、小田深山養魚場で生まれ育った稚魚をバケツに入れ、優しく川に放ちました。その後は小田うどんを食べたり足湯に入ったりして、新緑の渓谷を満喫していました。

■勝利を信じて打ち込んだ、一度きりの夏 大洲市喜多郡中学校総合体育大会
「第21回大洲市喜多郡中学校総合体育大会」が6月2~5日に開催され、町内4校から10競技に出場しました。多くの部活動は昨年8月から拠点校方式となり、学校の枠を超えたチームで挑戦。各会場で白熱した試合を展開しました。団体競技では卓球女子(五十崎中)、剣道男子・女子(内子中)が県大会への出場を決めています。
卓球女子の試合は4日、大洲市総合体育館で行われました。ライバル・大洲北中との決勝戦では、得点が決まるたびチームメイトが喜びの拍手を送ります。部長の飛野花(はな)さん(五十崎中3年)は「絶対に優勝したいという気持ちで臨んだ。応援に励まされて、みんな練習以上のプレイができた」と笑顔で試合を振り返りました。
剣道は同日、内子スポーツセンターで行われ、内子・小田・大瀬中の生徒が出場しました。団体戦では男女ともに大洲北中に見事勝利。女子の大将を務めた宮内さらさん(小田中3年)は「練習時から声を掛け合い、チームワークを高めてきた。県大会でも目の前の相手に集中して勝ち進みたい」と意気込みました。

■いつもの体育館が、特別なステージに 豊かな感性を育むミュージカル公演
文化芸術団体が巡回公演を行う「舞台芸術等総合支援事業」の一環で、ミュージカル「ピノキオ」が6月3日、内子小学校で上演されました。内子・立川・石畳小学校の全学年が来場し、表現力豊かで本格的な舞台を堪能しました。また小学生5人が昆虫役で登場し、ステージを盛り上げました。終演後は「緊張したけれど、歌やダンスで劇を華やかにできてよかった」と充実の表情でした。

■職人技で、子どもたちの安全を守る 建設業組合による修繕ボランティア
内子町建設業組合(長岡健次(けんじ)組合長)による施設修繕ボランティアが6月7日、町内の小中学校などで行われました。子どもたちが安心して過ごせる環境をつくろうと、町内の左官や大工など計34人の協力で実施。要望のあったスロープの製作、老朽化した床や扉の修理などを行いました。長岡さんは「年数がたった設備も多い。これからも物を大切にしてくれたらうれしい」と話しました。

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