- 発行日 :
- 自治体名 : 宮崎県えびの市
- 広報紙名 : 広報えびの 令和7年8月号
■固定的な性別役割分担意識とは?
固定的な性別役割分担意識とは、「男性は仕事、女性は家事・育児・介護」といった、性別を理由に役割を分ける考え方のことです。このような意識や性別での無意識な思い込みは、個性を否定したり能力を制限してしまったりすることにつながり、家庭や職場などでさまざまな男女差別が生まれてしまいます。
令和4年の市民意識調査では、性別によって役割を固定する考え方に、賛成が8・4%、反対が63・6%となっています。性別でみると、男性の賛成が11・2%、反対が60・5%、女性の賛成が5・5%、反対が67・5%で、男女ともに「反対」の意見が高い結果となりました。
▽無意識の思い込み(アンコンシャスバイアス)チェック
(1)親戚や地域の会合で食事の準備や配膳をするのは女性の役割
(2)女性に理系は向いていない
(3)男性は結婚して家庭を持って一人前だ
(4)家事・育児は女性がするべき
(5)女性は感情的になりやすい
(6)自治会や町内会の重要な役職は男性が担うべき
当てはまる数が多い人は、無意識のうちに自分自身の可能性を狭めてしまうことにつながります。
「男性だから、女性だから」という意識にとらわれず、さまざまな場所でお互いの人権を尊重し、性別にかかわらず、個性と能力を発揮できる「男女共同参画社会」を実現しましょう。
文:市総務課人権啓発室