- 発行日 :
- 自治体名 : 山形県金山町
- 広報紙名 : 広報かねやま No.753 2025年9月号
町長 佐藤 英司
日常の生活では天気の具合が何をするにも気にかかりますが、その天気が、年々極端な状況となっていて、常に心配が付きまとうものとなっています。6月中頃からほとんど雨がなく、全くの空梅雨のまま7月18日に梅雨明けしました。その後も連日、猛暑で雨もなく、町内全域で水不足が懸念される状態となりました。神室ダムでは、ミリ単位での放水量の調整で、飲料水の制限には至らなかったものの、貯水率が6割程まで下がる気配で心配な状況でした。一方の枡沢ダムでは、放流規制を実施しながら、何とか持ちこたえました。8月5日から雨が少しずつ降ってくれて、最悪の状態は回避できました。それにしても、7月雨量は観測史上最少で、昨年の7月雨量が最大だったように極端から極端に振れる状況です。これらは、農作物にも大きな影響を及ぼすとともに、県内の熱中症の搬送者がすでにこれまでで最多となっています。暑さが危険域に入っていることがうかがえます。
その中で、当町の夏、最大の祭りイベント「金山まつり」は、制作段階での連日の酷暑とクマ出没に翻弄されながらも、それぞれの地区で力を結集され、5台の山車が見事に完成。山車と囃子と引き手の一体感で、夏祭りらしく勇壮で、元気はつらつな山車巡行となりました。翌日の納涼花火大会とともに、素晴らしい催しが今年も実施できたことを関係者皆さんとご協賛いただいた多くの皆さんに深く感謝いたします。