くらし いきいき行田人(ぎょうだじん)

■安心を灯す青色の光
横田 純さん(真名板・74歳)
今月は市民の安全を守る行田市防犯推進委員会会長の横田純さんを紹介します。
横田さんは、以前自治会の「防犯担当」として盗難事件が発生しやすい神社や公園などを重点的に見回りをするなど、4年間防犯活動を続けてきました。その実績と信頼から自治会の推薦を受け、行田市防犯推進委員に就任し、10年以上市民の安全を守る活動を続けています。
現在は他の防犯推進委員と一緒に青色回転灯が設置された『青パト(青色防犯パトロールカー)』に乗り、地域の安全・安心のために小・中学校や公民館の周辺などを中心にパトロールをしています。また、警察から市内で発生している犯罪情報などの提供を受けて巡回を増やすなど、防犯対策を強化している他、年金支給日には振り込め詐欺防止の啓発運動として郵便局前などで啓発ティッシュを配るなどの活動も行っています。
今年の2月に発足した、警察とコンビニエンスストア、防犯推進委員会の三者が協力して行う『忍(お)し活(かつ)運動』。この活動について横田さんは「三者が協力して行う良い取り組みで、銀行や郵便局にも広がってほしい。始まったばかりですが、これからの効果に期待しています」と防犯活動のさらなる普及を目指しています。
また、横田さんは、パトロールの際に、何か気になることがあれば警察にすぐに情報提供を行うとともに、振り込め詐欺防止のアナウンスを流すなど、犯罪の抑止や被害の防止に努めています。そして、犯罪に巻き込まれないためには、一人一人が「固定電話などに録音機能のある機器を取り付け、知らない電話番号には出ない」などの対策をして欲しいと語ります。
犯罪が増加し、市民の安全・安心が脅かされる中、横田さんはこれからも『青パト』に乗って地域の安全・安心を守ります。