くらし 【特集】私たち、袋井が好きです。〜袋井に住む外国人を知る〜(3)

■袋井で学ぶ外国人
市内に2校の日本語学校があることをご存知ですか?アジア諸国を中心とした、さまざまな国から来た皆さんが日本語を勉強しています。
袋井の地で夢に向かって勉学に励む皆さんが、日本語を習得する理由や袋井市の魅力、さらには市民の皆さんへメッセージを語ってくれました。

インタビュー内容:
(1)日本語を勉強している理由
(2)袋井市の好きなところ
(3)市民へのメッセージ

◆TLS袋井
▽ネパール出身 ニテスさん
(1)日本の会社でリーダーになりたいからです。パソコンが好きなので、ITの会社に入りたいです。
(2)公園がたくさんあるところです。よく、学校の友達と愛野公園に行ってサッカーをしたり、袋井駅の近くの公園(田端東遊水地公園)でコーヒーを飲んだりします。
(3)ネパール人はお祭り好きな人がたくさんいます。私もお祭りが大好きです!袋井の祭りにもチャンスがあれば参加してみたいです。

▽ミャンマー出身 チャンさん
(1)将来、日本で自動車を造る仕事をしたいからです。
(2)まちの人が優しいところです。レストランでのアルバイト中、お客さんから「日本語頑張ってね」と言ってもらえたことがありました。とても嬉しかったです。
(3)外国人の中には日本のルールを守れない人もいます。でも、心が温かい人も多いです。私は日本に長く住み続けたいので、日本のルールを守っていきます。

▽TLS袋井
住所:上山梨1579
生徒数:114人(8月1日時点)
生徒の国籍:ネパール・ミャンマー・スリランカ・ベトナム

◆学校法人 静岡国際言語学院
▽スリランカ出身 カビンダさん
(1)子どものころから日本の料理が好きで、日本に興味があったからです。スリランカには寿司やラーメンが食べられるお店があります。
(2)自然が多くてまちがきれいなところです。川があったり、山が見えたりするところがふるさとに似ています。
(3)電車で、自分の隣にだけ誰も座ってくれない時があり、少し寂しく感じました…。ぜひ、隣に座ってくれると嬉しいです!

▽バングラデシュ出身 プジャさん
(1)日本のアニメなどの文化が好きだからです。将来は、日本のホテルで働きたいです。
(2)海です。友達と自転車でよく行きます。バングラデシュのビーチは人が多いですが、袋井の海は広くて静かです。両方とも好きです。
(3)バングラデシュの人は、フレンドリーで「外国人も一緒」という考えの人が多いです。日本人はシャイかもしれませんが、ぜひあいさつから始めてくれると嬉しいです。

▽学校法人 静岡国際言語学院
住所:諸井2331-1
生徒数:152人(8月1日時点)
生徒の国籍:ミャンマー・ネパール・スリランカ・インドネシア・ベトナム・バングラデシュ・中国・インド

市内日本語学校生徒数:266人

■INFORMATION~外国人との交流お役立ちコンテンツ
◇外国人市民のための生活ガイドブック
市では、転入手続き・税金・自治会など9テーマについてやさしい日本語で掲載したガイドブックを作成。市の転入窓口のほか、市多文化共生推進課や袋井国際交流協会などで配布しています。

◇「やさしい日本語」の手引き
県が作成した、相手に合わせて分かりやすく伝える「やさしい日本語」のポイントなどをまとめた手引き。外国人と会話する際の参考に。
本紙1月号の、やさしい日本語に関する特集もご覧ください。

◇多文化共生相談窓口
袋井国際交流協会では、日本人市民と外国人市民が共に安心して暮らせるよう、相談窓口を設けています。気軽にお立ち寄りください。
日時:ホームページをご覧ください。
場所:袋井国際交流協会
【電話】43-8070

◇多言語翻訳アプリ「VoiceTra」
「VoiceTra」は、国立研究開発法人情報通信研究機構が開発中の、31言語に翻訳ができる無料のアプリです。話しかけたことを外国語に翻訳してくれます。
「やさしい日本語」で話しかけると、より正確に翻訳することができます。